
チャンピオンズリーグ(CL)・グループF第4節が7日に行われ、ドルトムント(ドイツ)とニューカッスル(イングランド)が対戦した。
各国の強豪が集い“死の組”とも形容されているグループF。ドルトムントは前節ニューカッスルとのアウェイゲームを制し、勝ち点を「4」に伸ばして2位に浮上した。一方で3位に順位を落としたニューカッスルだが、勝ち点はドルトムントと同じく「4」となっている。決勝トーナメント進出に向けて勝ち点を伸ばしたい両チーム。約2週間ぶりの再戦はドルトムントの本拠地『ジグナル・イドゥナ・パルク』で行われる。
序盤はドルトムントが主導権を握る。13分にニクラス・フュルクルクがボックス内でシュートを放つと、続く16分にはカリム・アデイェミがカットインでボックス内へ侵入し左足を強振。しかし、いずれもGKニック・ポープに阻まれ得点とはならなかった。攻勢を強めるドルトムントは26分、敵陣内でセカンドボールを拾い続けると、細かいパス交換でボックス内右へ抜け出したマルセル・サビツァーが中央へ折り返し、最後はフュルクルクが押し込みネットを揺らした。
1点ビハインドを負ったニューカッスルは少しずつボールを握る時間を増やしていくも、ドルトムントも要所を抑えた守備でチャンスを与えず。36分には自陣内でのボール奪取を足掛かりにユリアン・ブラントから右サイドを駆け上がったニクラス・ズーレへと繋ぎ、最後は中央のサビツァーがミドルシュートを放ったが、惜しくも枠を捉えることができなかった。
ニューカッスルは45分、キーラン・トリッピアーの右CKから最後はジョエリントンがヘディングで狙ったが、このシュートはGKグレゴール・コベルが横っ飛びでキャッチ。前半はこのままホームチームの1点リードで終了した。
後半の序盤は両チームがチャンスを作り合う。ニューカッスルは46分、ボックス内右へ抜け出したヴァレンティノ・リヴラメントが中央へグラウンダーで折り返すも、これはGKコベルの対応に遭い味方へ繋がらず。対するドルトムントは直後にブラントがボックス内へ侵入しシュートを放つも、GKポープの好セーブに阻まれた。56分にはニューカッスルに決定機。リヴラメントが右から上げた鋭いクロスにジョエリントンがダイビングヘッドで合わせたが、シュートは惜しくも枠の左へ外れる。
ピンチを凌いだドルトムントは直後の58分、サリフ・エズジャンのパスを受けたブラントがボックス手前から強烈なミドルシュートを放つも、GKポープのスーパーセーブに阻まれ追加点とはならなかった。その後は1点ビハインドのニューカッスルがボール保持の時間を増やすも、なかなかバイタルエリアを攻略することができない。すると79分、ドルトムントは自陣でのボール奪取からカウンターを発動。ロングフィードを受けたブラントが自らボックス内へ持ち込み、最後は左足でゴール右下隅に突き刺した。
その後はニューカッスルが再三ゴール前に迫るも、最後までネットを揺らすことはできず。試合はこのまま2-0で終了し、ドルトムントが連勝で勝ち点を「7」まで伸ばした。次節は28日に行われ、ドルトムントはアウェイでミラン(イタリア)と、ニューカッスルはアウェイでパリ・サンジェルマン(PSG)と対戦する。
【スコア】
ドルトムント 2-0 ニューカッスル
【得点者】
1-0 26分 ニクラス・フュルクルク(ドルトムント)
2-0 79分 ユリアン・ブラント(ドルトムント)