ドルトムントが1-0でニューカッスルに勝利! “死の組”グループFは混戦に突入

 チャンピオンズリーグ(CL)・グループF第3節が25日に行われ、ニューカッスル(イングランド)とドルトムント(ドイツ)が対戦した。

 前節はパリ・サンジェルマン(フランス)に大勝を収め、CLで7525日ぶりとなる白星を挙げたニューカッスル。不正賭博問題により注目が集まるイタリア代表MFサンドロ・トナーリはベンチスタートとなった。一方のドルトムントは、ここまで勝ち点「1」の4位と苦しんでおり、グループリーグ突破に向け、首位チームから是が非でも勝利が欲しいところだ。

 試合は、アウェイのドルトムントが最初のビッグチャンスを作り出す。自陣深くでボールを奪い、素早いカウンターを仕掛けると、ハーフライン右でパスを受けたマリウス・ヴォルフが、ピッチ中央を駆け上がってきたドニエル・マレンに浮き球のパスを送る。トラップからドリブルで持ち運び、ボックス内に侵入してシュートを放つが、ニューカッスルのGKニック・ポープに防がれてしまった。

 勢いに乗るドルトムントは、直後の10分にも中盤でボールを奪取して、カウンターの流れからゴールに迫る。マルセル・ザビッツァーが長い距離をドリブルし、ペナルティエリアに入ったところで中へのパスを選択。マレンが左足で放ったシュートはGKに弾かれ、こぼれ球をニクラス・フュルクルクが再びシュートに持ち込むが、再度ニック・ポープに片手でセーブされ、得点には至らない。

 対するニューカッスルにも、すぐさま決定機が訪れる。ドルトムントが押し込むなか、11分にミゲル・アルミロンがハーフライン付近まで高くなった相手の最終ラインでボールをカット。パスを受けたニクラス・フュルクルクが持ち運び、自身の左側をスプリントしてきたアンソニー・ゴードンに繋ぐ。しかし、GKと対峙して放ったシュートは正面へと飛んでしまい、大きなチャンスを逃してしまった。

 序盤からオープンな展開となったが、互いに得点は生まれず迎えた45分。ドルトムントのセンターバックであるニコ・シュロッターベックが鋭い出足でボールを奪取し、マルコ・ロイスへと繋いで果敢なオーバーラップを見せる。ボックス左で再度パスを受けると、ダイレクトでゴール前に折り返し、フリーで待っていたフェリックス・ヌメチャがネットを揺らして先制に成功した。

 後半も、前半同様に両者が素早い攻撃でゴールに迫るスリリングなゲームに。57分には、ニューカッスルのCBファビアン・シェアが相手のパスをスライディングでカットしながらボールを前線に送る。これがドルトムントの選手たちの間をすり抜けてカラム・ウィルソンのもとへ。味方とのワンツーからゴール正面でGKと1vs1の局面を迎えたが、再三の好セーブが光るドルトムントの守護神グレゴール・コベルが体を張ってブロックした。

 追いつきたいニューカッスルは、65分に渦中のトナーリをピッチに投入し攻勢を強める。終盤の86分には、左サイドの浅い位置でフリーキックを獲得すると、マット・ターゲットが左足で鋭く落ちるクロスを供給。ウィルソンがヘディングで合わせるが、シュートは惜しくもクロスバーに直撃してしまう。

 結局、試合は1-0で終了しドルトムントが勝利。この結果により、両チームが勝ち点「4」で並び、得失点によって2位・ドルトムント、3位・ニューカッスルとなっている。次節は来月7日の開催予定となっており、ドルトムントのホーム『ジグナル・イドゥナ・パルク』で両者が再び激突する。

【スコア】
ニューカッスル 0-1 ドルトムント

【得点者】
0-1 45分 フェリックス・ヌメチャ(ドルトムント)

externallink関連リンク

●“大一番”となるPSG戦を前に…ミラン指揮官「彼らはCLで優勝するために作られた」●トナーリに10カ月出場停止の可能性も…ニューカッスル指揮官「明日も出場を」●アルテタ監督、CL3戦連発のジェズスを称賛「特別なことをした」…途中交代についても言及●プレミアの強豪2クラブがDFバストーニの動向注視?…インテルの評価額は約109億円か●決勝弾で勝利貢献のDFマグワイア「自分の行動を誇りに思っている」
externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)