逝去した“レジェンド”へ攻撃的チャント…マンCが一部観客の愚行を非難「敬意の必要性を…」

 現地時間21日に行われたプレミアリーグ第9節マンチェスター・シティvsブライトンの一戦にて、一部観客が不適切なチャントを歌っていたようだ。22日、『BBC』や『スカイスポーツ』など複数のイギリスメディアが伝えている。

 互いにリーグ戦3試合ぶりの白星を目指した同試合は、前半にマンチェスター・シティが2点のリードを奪うと、最終盤に退場者を出しながらもブライトンの反撃を1点に抑え、2-1の勝利を飾った。この試合の最中、イングランド代表とマンチェスター・ユナイテッドの“レジェンド”であるサー・ボビー・チャールトン氏が86歳で逝去したとの訃報が伝えられた。

 この試合では、イスラエルとイスラム組織ハマスによる紛争で命を落とした人々への黙祷が捧げられ、10月2日にこの世を去ったマンチェスター・シティの“レジェンド”フランシス・リーへの敬意を表する拍手が行われていた。しかしながら、一部のファンが不適切な行動に出ていたことも明らかに。報道によると、『エティハド・スタジアム』に訪れた観客の一部が、訃報が伝えられたばかりのチャールトン氏に対する攻撃的なチャントを歌っていたようだ。

 こうした事態を受け、同試合のホームチームであるマンチェスター・シティは『スカイスポーツ』を通じて声明を発表。当該の事案について「非常に残念だ」としたうえで、謝罪の意思を表明するとともに攻撃的チャントを歌った人物の特定を進める意向を明らかにした。

「クラブはこれらのチャントを最も強い言葉で非難し、サー・ボビーの家族と友人、そしてマンチェスター・ユナイテッドの関係者全員に素直に謝罪する。スタジアムがフランシス・リーという我々自身のレジェンドに敬意を表すために立ち上がったこの日、マンチェスター・シティのサポーターは試合における敬意の必要性を誰よりも深く理解し、認識すべきである」

「我々のセキュリティチームは、コンコースエリアの監視カメラ映像を調査している。この問題に関する情報を提供したくれた人々には感謝している。同時に、関係者の特定に役立つ情報の提供を引き続き求めていく」

 また、プレミアリーグは声明にて「愕然としている」と前置きしたうえで、「マンチェスター・シティが関係者に関する情報を求めていることを歓迎し、その後の行動を指示する」と発表しているようだ。

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