クドゥス代理人、チェルシー移籍破談の経緯を明かす「ばかげたオファーだった」

 ウェストハムに所属するガーナ代表MFモハメド・クドゥスの代理人が、今夏のチェルシー移籍の可能性について言及した。19日、フランスメディア『RMC Sport』が伝えている。

 2000年8月2日生まれで現在23歳のクドゥスは、本職のトップ下だけでなく、ストライカーやウイング、中盤など複数のポジションをカバーできる万能性を持ち味としている。母国クラブ、ノアシェラン(デンマーク)を経て、2020年夏にアヤックスへと完全移籍。2022-23シーズンは主力に定着し、公式戦42試合の出場で18ゴール7アシストという結果を残した。

 そんなクドゥスを巡って今夏の移籍市場では争奪戦が勃発。チェルシーやアーセナル、ブライトンなどから関心が示されていたなか、最終的には昨シーズンのヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)王者であるウェストハムに加入し、ここまで公式戦8試合出場で2ゴールを記録している。

 一時はチェルシーと個人合意に至ったことも報じられていたクドゥスだが、クラブ間で合意に達することができずに破談となっていた。今回、改めて今夏の移籍市場を振り返った同選手のジェニファー・メンデレヴィッチ代理人が、この経緯について次のように明かした。

「私たちはチェルシーと合意に達し、チェルシーとの契約にも合意したが、契約は成立しなかった。彼は監督とも話し合いを行なったが、チェルシーがばかげたオファーをアヤックスに出したため、最終的に成立しなかった」

「再オファーはなかった。チェルシーは今夏、多くの選手に同様のことを行なっていて、受け入れられないことを承知で、クラブに非常に低額なオファーを提出していた。真実は、彼らは(モイセス・)カイセドの移籍に完全に集中していて、すべてのエネルギーをそこに費やしていたということだ」

 なお、チェルシーが提出したオファーは1500〜2000万ユーロ(約24〜32億円)程度だった模様だが、最終的にアヤックスはウェストハムに移籍金4300万ユーロ(約68億円)に最大4600万ユーロ(約73億円)まで増加する可能性のあるオプションが付随した契約でクドゥスを売却することに成功している。

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