「ノリさんといい思い出で終わりたい」 イ・ボミの日本最終戦は清水キャディとの黄金コンビが復活

<NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 事前情報◇17日◇マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6495ヤード・パー72>

2015、16年に賞金女王を戴冠し、その愛くるしいルックスから「スマイル・キャンディ」として日本の多くのファンに愛されたイ・ボミ(韓国)が、今週のホステス大会「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」で日本ツアーから引退する。
17日(火)、公式会見に臨んだボミ。先週の「富士通レディース」は予選落ちに終わり、今週に向けて緊張で『寝られないかも』と話していたが、「ちゃんと寝られました(笑)。疲れすぎて、日曜もここで練習したし、また疲れて寝ると思います(笑)」と会場を和ませた。

19年には、韓国の俳優、イワンさんと結婚。18日(水)からはイワンさんも応援へかけつける予定だ。「来なかったら仲が悪いんじゃないかって噂になりますね(笑)」とリップサービスも忘れない。

そして、忘れてはならないのは、ノリさんこと清水重憲キャディの存在。15、16年の賞金女王を始め、17勝を共にしてきた。「最初に来た時から私のプレーを見てくれていた。スイングより、ショートゲームをもっと上手くすべきじゃないかと言ってくれて、リカバリーも上手くなった。マネジメントも韓国ではあまり考えていなかったけど、いろんなことを教えてもらった。ゴルフが上手くなった理由は、ノリさんがいてくれたのが大きい。日本での最後の試合は、ノリさんといい思い出で終わりたいとずっと思っていた」。日本ツアーの引退試合で、4年ぶりの黄金タッグが実現した。

清水キャディのボミとの一番の思い出は、コンビではじめて優勝した13年の「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」と話していたが、ボミ自身がその当時のことを振り返ると、「私は優勝したことより、ノリさんが泣いていたことがびっくり。『なんで泣いているですか?』って聞いたら、久しぶりの優勝だからだって。それに驚きました」。この黄金コンビが今週で見納めとなると思うと寂しい。

「ノリさんは色んな事を教えてくれる。私は方向性を大事にしすぎていると。まずは一旦、打っていくことが大事。それで練習したら球が上がるようになっている。明日からは緊張してどうなるかわからないけど、そういうイメージ、ノリさんの考えで初めて会った時のような気持ちでいきたい」。今シーズンは8試合に出場して、未だ予選通過がないボミ。もっとも信頼を置く相棒と共に、有終の美を飾りたい。(文・神吉孝昌)

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