岩崎亜久竜が“マスターズ覇者”2人と練習ラウンド 「次元が違うというか、ほんとうに上手い」

<ZOZOチャンピオンシップ 事前情報◇17日◇習志野カントリークラブ(千葉県)◇7079ヤード・パー70>
 
前週の「日本オープン」でツアー初優勝を決めた直後、岩崎亜久竜にうれしい知らせが届いた。今週の日本開催の米ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」にスポンサー推薦枠で出場が決まったのだ。指定練習日の火曜日に10番ティに立った岩崎の横には、松山英樹とアダム・スコット(オーストラリア)の姿があった。
昨年大会では岩崎から松山にお願いして練習ラウンドが実現したが、今年は「昨日、会ったときに誘っていただけて」と、うれしいことに松山からリクエスト。もともと松山はスコットと回る約束をしており、豪華メンバーの組み合わせに「いやあ、本当にうれしかったです」と満面の笑みをこぼす。

ラウンド中は、松山が打ったラフと同じところから岩崎が打ったり、松山のアプローチショットをじっと見つめる場面も。何かアドバイスをもらったのか気になるところだが…、「教えられないです」とニッコリ。終始、うれしそうな岩崎だった。
 
松山は2016年に日本オープンのタイトルを獲り、21年には「マスターズ」と「ZOZOチャンピオンシップ」を制している。スコットもまた、13年のマスターズチャンピオン。この2人のプレーに「次元が違うというか、ほんとうに上手いです」と目を見開く。

スコットとのラウンドは初めてで、「昔からテレビで見ているPGAツアーの選手と一緒に回ることができたことは、すごくうれしかったです」。ラウンド中は日本オープンで予選落ちに終わったスコットに、『先週の長いラフはどうやったんだ?』、『良かった要因はなんだ?』と質問され、「緊張して、『パター!』しか言えなかったです(笑)。英語も全然わからないし」と、うまく返せなかったことは少し反省。
 
そして、米ツアー通算14勝を挙げ、今年43歳となったスコットのゴルフには「あの年齢で体のキレや動きをあそこまで維持できているのがすごい。距離も変わらないし」と感銘を受けた。

初出場だった昨年大会は初日に「76」と出遅れ、週末に挽回するもトータル3オーバー・67位タイ。「去年よりは調子がいいと思うので、もっと上を目指したい。最終日に優勝を狙える位置にいて、そこで優勝を意識してプレーできるようにしたいです」と日米ツアー2週連続優勝に意欲を見せた。(文・高木彩音)

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