
バイエルンに所属するドイツ代表FWレロイ・サネに、来夏の移籍の可能性が浮上しているようだ。5日、ドイツ紙『シュポルト・ビルト』が伝えている。
現在27歳のサネは2015年7月にシャルケの下部組織からトップチームへ昇格。約1年後にマンチェスター・シティへ加入すると、ジョゼップ・グアルディオラ監督率いるチームで前線の主力として活躍し、約4年間の在籍で公式戦通算135試合出場39ゴール46アシストという成績を残した。2020年夏にはバイエルンに完全移籍で加入し、ここまで公式戦143試合の出場で44ゴール37アシストを記録。合計7つのタイトル獲得に貢献している。
母国屈指の名門バイエルンで「10番」を背負い、今シーズンもすでに6ゴールを記録するなど躍動しているサネ。今後の活躍にも大きな期待がかかる同選手だが、来夏にバイエルンを退団する可能性が浮上しているという。今回の報道によると、クラブとの現行契約が2025年6月末までとなっているサネは、2024年夏のタイミングでキャリアに関する重要な決断を下したいと考えているとのこと。契約期間を延長する可能性はあるものの、他クラブへの移籍という選択肢についても検討がなされているようだ。
なお、他クラブへの移籍を選択した場合、新天地は国外になる可能性が高いと『シュポルト・ビルト』は指摘。そのうえでバルセロナとレアル・マドリードの2クラブがサネの獲得に興味を示していると伝えている。また、ハサン・サリハミジッチ前SD(スポーツ・ディレクター)の解任や、イングランド代表FWハリー・ケイン獲得交渉の影響により、現時点でバイエルンとサネとの契約延長交渉は進行していないという。
1月には28歳となるサネ。果たして自身の今後のキャリアに関し、どのような決断を下すのだろうか。今後の動向に大きな注目が集まる。