インテルが今季CL初勝利! 再三チャンスを逃すも、M・テュラムの決勝弾でベンフィカを下す

 チャンピオンズリーグ(CL)・グループD第2節が3日に行われ、インテル(イタリア)とベンフィカ(ポルトガル)が対戦した。

 現在セリエAで首位を走るインテルは、直近の公式戦である第7節で、主将のラウタロ・マルティネスがわずか35分間のプレーながら4ゴールを記録し、サレルニターナに完勝。一方で、CL初戦では久保建英の所属するレアル・ソシエダ(スペイン)相手に引き分けに終わっており、グループステージを余裕をもって突破するためにも今節で勝ち点「3」を積み上げたいところ。

 対するベンフィカはプリメイラ・リーガ(ポルトガル1部)で現在6連勝中と好調をキープ。しかし、CL初戦のライプツィヒ(ドイツ)戦では、13分という早い時間帯に退場者を出して0-2で敗れており、思い通りのスタートとはなっていなかった。

 試合は前半からお互いにシュートを打ち合う五分五分の展開で推移。24分にはインテルのカウンターでハカン・チャルハノールが強烈なシュートを放ったが、ここはGKの正面へ。両チームともチャンスをものにすることができず、8本のシュート、4本の枠内シュートが飛び交った前半は、両GKの好セーブもありスコアレスでハーフタイムを迎えた。

 後半に入って53分、インテルに決定機が訪れる。左サイドからの山なりのクロスボールに、ファーサイドで待ち構えていたデンゼル・ダンフリースが合わせるも、滞空時間の長いヘディングで狙ったシュートはゴール左へ。続く55分にはまたしてもインテルに大チャンス。ニコロ・バレッラからのマイナスの折り返しにボックス内でラウタロ・マルティネスが合わせたが、ダイレクトで放ったこのシュートはクロスバーを叩き得点ならず。インテルが立て続けに決定機を逃した。

 その後も61分のラウタロ・マルティネスのシュートが左ポストを叩くなど再三のチャンスをものにできなかったインテルだったが、直後の62分に遂に均衡を破る。右サイド深くまで抜け出したダンフリースが中央に丁寧なマイナスのクロスを送ると、待っていたのはマルクス・テュラム。冷静に右足を振り抜き、ゴールネットを揺らしてみせた。

 待望の先制点を奪ったインテルはその後も幾度となくベンフィカゴールに迫る。追加点には至らなかったものの、終わってみれば後半だけで16本のシュートを放つなど、前半とは打って変わってベンフィカを圧倒。点差以上の内容で危なげなく試合を締めくくり、今シーズンCL初勝利を挙げた。

 次節インテルは24日にホームでライプツィヒと、ベンフィカはこちらも同日ホームでレアル・ソシエダと対戦する。
 
【スコア】
インテル 1-0 ベンフィカ

【得点者】
1-0 62分 マルクス・テュラム(インテル)

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