
リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、日本代表MF遠藤航を絶賛した。27日、クラブ公式サイトが伝えている。
カラバオ・カップ(EFLカップ)3回戦が27日に行われ、リヴァプールはレスター(2部)と対戦。3分に先制点を奪われたものの、48分にコーディ・ガクポのゴールで追いつくと、70分には遠藤の縦パスからドミニク・ソボスライが豪快なミドルシュートを叩き込み、勝ち越しに成功。その後、89分にはディオゴ・ジョッタがダメ押しゴールを奪い、3-1で逆転勝利を収めた。
今夏のリヴァプール加入後、3度目の先発出場を果たした遠藤は、初アシストを記録するなど、初のフル出場で勝利に貢献。試合後、クロップ監督は強烈なミドルシュートを決めたソボスライのゴールを振り返りながら、起点となったパスを出した遠藤にも賛辞を送った。
「私が彼(ソボスライ)に打てと言う必要はない。彼はそれを知っているし、自分がかなり優れた技術を持っていることを私よりもよく知っている。その次の少し上に行ってしまったのはまた違うグレネイドだったね。プレミアリーグの試合でも見ることができると思うが、誰もがブロックしようとするから、まだ決まっていなかった。でも、もし突破すれば入る可能性は十分にある。スーパーなゴールだった」
「ワタルがあのパスを出したんだ。あの瞬間、あそこにはミッドフィルダーもいないし、止められるディフェンダーもいなかった。だからこそ、ボールを奪った瞬間に最初のパスを前に出すか、少なくとも前向きな考えを持つことが重要なんだ。それが大きな助けとなった。いいプレーだったね」
なお、2度目の先発出場となった21日に行われたヨーロッパリーグ(EL)・グループE第1節のLASKリンツ戦後には地元メディアから厳しい評価が与えられるなど、新天地への適応に少し苦しんでいることが指摘されていた遠藤。それでも、先日からチームにとって重要な一員であることを強調していたクロップ監督は、同選手のレスター戦のパフォーマンスを次のように絶賛した。
「振り返れば、私たちにとっては最高な夜になった。なぜなら、ワタルが試合中にどのように成長し、後半どれほど支配的だったか、どれほどボールを奪って、パスを出したかを見ることができた。ドム(ソボスライ)が得点する前の最後のパスだったかはどうかは定かではないが、彼はおそらくまたライン間を通すパスを出していて、それを何度も行っていた。本当に、本当によかったし、彼はスーパーなプレーをした」