
ラ・リーガ第6節が24日に行われ、レアル・ソシエダとヘタフェが対戦した。
チャンピオンズリーグ(CL)のインテル戦から中3日で試合に臨むレアル・ソシエダ。リーグ開幕以降、好調を維持する久保建英はヘタフェ戦に右ウイングで先発出場を果たし、2021-22シーズンに半年間所属した古巣相手への“恩返し弾”に期待が集まる。
試合は、開始早々にその久保がスコアを動かす。右サイドでボールを奪取したレアル・ソシエダがカウンターを仕掛けると、相手とのコンタクトを制しながらボールを持ち運んだブライス・メンデスが、ペナルティエリア内にスプリントする久保へとパスを供給。ゴール右斜めからダイレクトで放たれたコントロールショットはネットに吸い込まれ、レアル・ソシエダが貴重な先制点を獲得した。
追いつきたいヘタフェも39分、ピッチ中央でボールを受けたカルレス・アレニャが左サイドで待つディエゴ・リコに展開すると、ゴール前に滞空時間の長く柔らかいクロスを送る。パス配球後に、勢いよく走り込んできたアレニャが、打点の高いヘディングを叩きつけ、同点ゴールをマークした。さらに、前半アディショナルタイムにヘタフェがPKを獲得。キッカーを務めたボルハ・マジョラルが、ゴール真ん中に決め切り逆転に成功する。
迎えた後半は、ヘタフェが久保に対してディフェンダーを複数人配置することで、レアル・ソシエダの攻撃を抑えにかかる。しかし、攻撃陣が停滞していた60分にブライス・メンデスがPKを得ると、途中出場のミケル・オヤルサバルが流し込み、スコアをイーブンに戻す。
攻勢を強めるレアル・ソシエダは67分、左サイド深くでスローインを獲得すると、ゴール前にロングスローを送り込む。ヘタフェのGKダビド・ソリアが果敢に飛び出し対応するが、ボールは弾き切れずにブライス・メンデスのもとに。無人となったゴールに頭で押し込み、レアル・ソシエダが再びリードを奪った。
結局、その後も両者ともに1点ずつ奪い合った試合は4-3で終了し、レアル・ソシエダがシーソーゲームを制した。次節、レアル・ソシエダは27日にアウェイでバレンシアと、ヘタフェも同日にアウェイでアスレティック・ビルバオと対戦する。
【スコア】
レアル・ソシエダ 4-3 ヘタフェ
【得点者】
1-0 2分 久保建英(レアル・ソシエダ)
1-1 39分 カルレス・アレニャ(ヘタフェ)
1-2 45+5分 カボルハ・マジョラル(PK/ヘタフェ)
2-2 61分 ミケル・オヤルサバル(PK/レアル・ソシエダ)
3-2 67分 ブライス・メンデス(レアル・ソシエダ)
4-2 88分 ミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ)
4-3 90+2分 フアン・ミゲル・ラタサ(ヘタフェ)