
レアル・マドリードを退団した元ベルギー代表FWエデン・アザールに、母国復帰の可能性が浮上しているようだ。19日、スペイン紙『アス』が伝えている。
現在32歳のアザールはフランスのリールでプロデビューを飾り、リーグ・アン年間最優秀若手選手賞とリーグ・アン年間最優秀選手賞をそれぞれ2度受賞するなど中心選手として活躍。2012年夏に加入したチェルシーでも公式戦通算352試合出場110ゴール92アシストという圧巻の成績を残し、約7年間の在籍で合計6つのタイトル獲得に大きく貢献した。
2019年夏には最大1億3000万ポンド(現在のレートで約238億円)とも報じられた移籍金でレアル・マドリードに加入するも、度重なる負傷離脱の影響もあり、期待されていた活躍を見せることができず。4シーズンで公式戦通算76試合出場7ゴール12アシストという成績に留まると、今夏に契約解除が発表され、以降はフリーの状態が続いている。
一部では現役引退を検討中とも報じられているアザールだが、母国リーグに新天地を求める可能性が浮上しているようだ。今回の報道によると、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)に所属するロイヤル・ユニオン・サン・ジロワーズが同選手の獲得に興味を示しているとのこと。現時点でアザールはベルギー行きに前向きではないものの、今後の選択肢の1つとして加入を検討する可能性もあるという。
なお、エデンの4歳年下の弟であるキリアン・アザールは、現在ジュピラー・プロ・リーグのRWDモレンベークに所属。また、2歳年下の弟トルガン・アザールは今夏にドルトムントを退団し、同じくジュピラー・プロ・リーグのアンデルレヒトに加入した。仮にエデンがロイヤル・ユニオン・サン・ジロワーズに加入した場合、アザール“3兄弟”が母国のトップリーグに集結することとなる。
今後のキャリアに去就に大きな注目が集まるアザール。果たしてどのような決断を下すのだろうか。