上がり連続バーディで「上出来」の滑り出し 安田祐香が感じるメジャーの重み「名前が刻まれるのはすごいこと」

<日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯 初日◇7日◇パサージュ琴海アイランドゴルフクラブ(長崎県)◇6755ヤード・パー72>

初シード入り、そして初優勝へ向け着々と歩みを進める安田祐香が、首位と2打差の3アンダー・10位タイでメジャー大会初日を滑り出した。耐えるところをきっちりと締める一日。そして上がり2ホールの連続バーディにつなげた。
1アンダーで迎えた後半は、7番までパーを並べると、最後にご褒美が。8番パー3は奥10メートルにつけた後のバーディパットを沈めた。「スライスフックのラインが多かったから、そう読んだらその通りにいきました。少しスライスは強かったけど、最後に帰って来てくれて。ラッキーでした」。そのロングパットで勢いをつけると、続く9番も5メートルをねじ込んだ。

スネークラインが多かったというほどアンジュレーションに富んだグリーンはもちろんだが、マウンドのあるフェアウェイも厄介なのがこのコース。そのコブの頂点から打つような場面ではミスも出たが、しっかりとまとめあげた。さらに前半だけで3度バンカーに入れるピンチも。そのうち17番では、この日唯一となるボギーを叩いたが、あとは“砂イチ”でしのいだ。3アンダーというスコアは「上出来です」と評価する。

「女子プロ最高峰の大会なので、優勝するとそこに名前が刻まれるのはすごいことだと思う」と、選手権タイトルの価値について話す。今年でプロ4年目。「あと3日間あるので、きょうみたいに耐えるゴルフをして、チャンスを決められれば上位でいける。気を抜かずに頑張っていきたい」。初優勝を飾る場所として、これ以上の舞台はない。(文・間宮輝憲)

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