ポートランドのメモリーは『宮里藍』 畑岡奈紗がエースの座を引き継いだ地で誓い「優勝したいです」

<ポートランドクラシック 事前情報◇30日◇コロンビア・エッジウォーターCC(オレゴン州)◇6467ヤード・パー72>

今から6年前、畑岡奈紗の米国女子ツアー参戦初年度。このポートランドの大会は、偉大な先輩の“日本のエース”からバトンを受け取った地だ。2017年に現役を引退した宮里藍。最終戦はフランスの「エビアン選手権」だったが、米本土最終戦がこの「ポートランドクラシック」だった。
「藍さんが引退で、アメリカ最後の試合でした。一緒に練習ラウンドをしてもらったのはすごく覚えています」。そのときは首位と1打差の2位タイで滑り出し、最終的には15位タイに終わったが、宮里はその上を行く5位タイで終戦。勇姿を見届けた。

19年大会には4位タイにも入っている大会は、先週の最終日に「68」をマークしたカナダの一戦と同じデザイナーによるコースを使用する。「先週からのイメージを持ってできればと思います。ちゃんと毎日60台を出せるような目標は立てたい」と、ビッグスコアを視野に入れる。

昨年の優勝スコアはトータル19アンダー。「まずは1日3つずつちゃんと伸ばして」と着実に上位を維持し、そこからいかに上乗せできるか。「いい感覚をずっと継続できるように」と目指すは最終日の優勝争い。「1回4位になっているので、優勝したいです」と目標はもちろん頂点だ。およそ1年半ぶりの勝利は、エースの座を受け継いだ地で果たしたい。(文・高桑均)

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