
トッテナムを率いるアンジェ・ポステコグルー監督が、イングランド代表MFジェームズ・マディソンのパフォーマンスに満足感を示した。26日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えた。
トッテナムは26日に行われたプレミアリーグ第3節でボーンマスと対戦。17分にパプ・マタル・サールのスルーパスに抜け出したマディソンが移籍後初ゴールを挙げると、63分にはデスティニー・ウドジェの折り返しにデヤン・クルゼフスキが合わせて追加点を獲得する。2点のリードを守り切ったトッテナムは2連勝で開幕3戦無敗となった。
今夏、大黒柱のイングランド代表FWハリー・ケインがバイエルンへと移籍し、得点力不足が懸念されていたトッテナム。だが、ここまではポステコグルー監督の望む攻撃的なスタイルが具現できている。その原動力となっているのが、“新10番”マディソンだ。2020年1月にデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセン(現マンチェスター・ユナイテッド)が退団して以降、長らく攻撃のタクトを振るう司令塔が不在だった“スパーズ”において、マディソンの創造性はすでに唯一無二のピースとなっている。
ポステコグルー監督はボーンマス戦後、マディソンのパフォーマンスに言及。「彼を獲得したとき、私以上に喜んだ者はいなかった。大喜びだよ。彼は、ボールが彼の足に渡ると、何かが起こるタイプだ。彼はまた、チームのために懸命に働く。彼はそういう面を受け入れている」と同選手に賛辞を送り、さらなる躍進に期待を寄せている。
「彼がフォワードの選手たちともっと理解し合い、選手たちも彼をもっと理解するようになれば、もっと良くなると思う。彼はこれからも向上し続けるだろう。彼をバーゲンで手に入れたのなら、それは私たちにとって素晴らしいことだよ」
「ゴールを色々な形で決められるようになり、私たちは止めるのがより難しいチームになっている。ハリー・(ケイン)が抜けたからというわけではなく、それが私のチームを作るやり方だからだ」
また、マディソンはボーンマス戦後、イギリスメディア『BBC』に対して次のようにコメント。「僕はボールを持つのが好きな選手だし、それは監督の志向するスタイルにも合っている。僕たちはみんな、本当にうまく連動しているんだ。攻撃的なフットボールという、指揮官が望むスタイルをこれからも実行できるといいね」と語り、ポステコグルー監督の下でのさらなる飛躍を誓っている。
トッテナムの次節は9月2日に行われ、敵地でバーンリーと対戦する。
【ハイライト動画】ボーンマス 0-2 トッテナム