
チェルシーが、MLS(メジャーリーグ・サッカー)のニューイングランド・レボリューションに所属するセルビア代表GKジョルジェ・ペトロヴィッチの獲得に迫っているようだ。21日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。
同紙によると、チェルシーとニューイングランド・レボリューションは、ペトロヴィッチの移籍に向け1400万ポンド(約26億円)で合意に達し、同選手は48時間以内にメディカルチェックを受ける模様。今季のリーグ戦では、セーブ数とセーブ率でMLSトップの数字を記録しているペトロヴィッチだが、移籍が実現すれば“アメリカNo.1のGK”がプレミアリーグに上陸することとなる。
チェルシーは、今夏の移籍市場でセネガル代表GKエドゥアール・メンディがサウジ・プロフェッショナルリーグ(SPL)のアル・アハリ・サウジに完全移籍で旅立ち、スペイン代表GKケパ・アリサバラガがレンタル移籍でレアル・マドリードへ。加えて、イングランド人GKマーカス・ベッティネッリが負傷により離脱しているため、新たなGKの獲得が急務となっていた。
現在23歳のペトロヴィッチは、母国セルビアのチュカリチュキでプロキャリアをスタート。IMTで1年間の武者修行を経て復帰すると、2022年からニューイングランド・レボリューションでプレーし、在籍初年度からMLS年間最優秀ゴールキーパー候補で2位になるなど活躍を見せる。今夏には、ナントとノッティンガム・フォレストから打診された獲得オファーを拒否したとも報じられており、ヨーロッパのクラブから関心が寄せられる守護神の動向に注目が集まっていた。