「優勝できるように」 畑岡奈紗が自身30度目のメジャーに向けて挙げた課題

<フリードグループ・スコティッシュ女子オープン 最終日◇6日◇ダンドナルドリンクス(スコットランド)◇6494ヤード・パー72>
 
7月に行われた「全米女子オープン」で4位。さらに先週の「エビアン選手権」が3位と、直近のメジャー大会2試合連続で優勝争いに加わっている畑岡奈紗は、10日から始まる「AIG女子オープン」(全英女子)を前に、「調子がだんだん上がってきているので、頑張って優勝できるように」と強い意気込みを示した。
昨年7位になったリンクスで行われた“前哨戦”は、トータル4アンダーの24位タイという結果で終えた。最終日の立ち上がりは、ツマ先上がりのラフから放った2打目が予想よりも左に出たものの、左からの風に戻されピンにヒット。これで1メートルにつけてバーディで滑り出した。しかしその後は5番パー5で1つ伸ばしたが、後半2つのボギーを叩き「72」と伸ばせず。「まだ(ショットで)縦の距離が合わなかったりもしていたので、来週に向けて調整が必要」と課題も口にする。
 
ここからは今取り組んでいる、しっかりとボールにパワーを伝えて打つためにやることを、さらに徹底する。ウッド、アイアンともに、しっかりと上から打ち込むことを目指していく。「テークバックはよくなってきているので、あとは前傾をキープして、インパクトでしっかりパワーを伝えること」。ここが今後のチェックポイントになる。
 
「優勝」という言葉は出るが、目指すべき心理状態は「フラット」。あくまでもひとつの試合として本番を迎えるつもり。スコットランドでの結果については悔しい部分もあるが、それでも試合勘を保つという大きなメリットは手にした。「100%で挑んでもよくない時もあるし、本当にゴルフは分からない。優勝を争うときは緊張もするし、プレッシャーがかかる場面でも自分のテンポで打つことも大事」。次週の全英女子が30度目の海外メジャー出場。節目の大会で悲願を叶えたい。(文・間宮輝憲)

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