
<3Mオープン 最終日◇30日◇TPCツインシティーズ(米ミネソタ州)◇7431ヤード・パー71>
米国男子ツアー「3Mオープン」は全日程が終了した。ツアー本格参戦2年目のリー・ホッジス(米国)が初日から首位を守る完全優勝でツアー初V。最終日は3つのボギーがありながらも、2つのイーグルを獲るなど、最終的に7打差をつけて逃げ切った。
5打差の首位で最終日をスタートしたホッジスは、2番で幸先良くバーディを先行させる立ち上がり。そして、6番パー5では2打目を3.4メートル、12番パー5では2打目を80センチにつけるスーパーショットで2つのイーグルを奪取。最終18番パー5では池越えの3打目を40センチにつけて優勝を決定づけた。また、トータル24アンダーは19年にマシュー・ウルフ(米国)がマークしたトータル21アンダーのトーナメントレコードを3打更新した。
トータル17アンダー・2位タイグループには、最終ホールで池に落としてトリプルボギーを叩き、単独2位を逃したJ.T.ポストン、ケビン・ストリールマン(ともに米国)、マーティン・レアード(スコットランド)の3人が入っている。
10年連続のツアー最終戦出場を目指す松山英樹は、5バーディ・1ボギーの「67」と4つ伸ばし、トータル10アンダー・30位タイでフィニッシュ。最終戦の「ツアー選手権」に進むためにはフェデックスカップランキング30位に入らなければならないが、今週を終えて54位から56位に順位を下げている。
レギュラーシーズンは次週の「ウィンダム選手権」を残すのみ。それを終えると、同70位以内が出場できる「フェデックス・セントジュード選手権」からプレーオフシリーズが幕を開ける。第2戦の「BMW選手権」は同50位以内、最終戦のツアー選手権は同30位以内に入らなければならず、気の抜けない戦いが続く。
マンデー予選会から本選出場を掴み取った大西魁斗は、今大会で米国男子ツアーで初めて決勝ラウンドに進出。最終日は3バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの「72」とスコアを落として、トータル3アンダー・64位タイで大会を終えた。