
ミランが、ビジャレアル所属のナイジェリア代表FWサムエル・チュクウェゼの獲得に近づいているようだ。25日、『スカイスポーツ』や『ガゼッタ・デロ・スポルト』など複数のイタリアメディアが伝えている。
今夏の移籍市場で積極的な補強を敢行しているミラン。ここまで既にイングランド代表MFルベン・ロフタス・チークやアメリカ代表FWクリスティアン・プリシッチ、スイス代表FWノア・オカフォーら合計6名の新戦力を獲得している。
そんなミランが今夏7人目の補強に大きく近づいているようだ。加入が濃厚と報じられているのが、右ウイング(WG)を主戦場とする24歳のチュクウェゼ。ビジャレアルとのクラブ間交渉は既に完全合意に達しており、現在は契約締結に向けた書類のチェックなどが行われているようだ。報道によると、チュクウェゼは現地時間26日水曜日にイタリアへ到着し、メディカルチェックを受診する予定だという。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ミランとチュクウェゼは2028年6月末までの5年契約を締結する見込み。移籍金は固定費2000万ユーロ(約31億円)+800万ユーロ(約12億円)のアドオンとなるようだ。
チュクウェゼは2017年夏にビジャレアルの下部組織に入団し、翌年11月にトップチーム昇格を果たした。程なくして攻撃の主軸に定着すると、ここまで公式戦通算207試合に出場し37ゴール31アシストをマーク。2020-21シーズンのヨーロッパリーグ(EL)制覇にも貢献した。また、2018年11月にデビューを飾ったナイジェリア代表では、ここまで国際Aマッチ通算28試合に出場し4ゴールを記録している。
なお、『スカイスポーツ』の報道によると、チュクウェゼが現在アメリカで開催中のミランのプレシーズンツアーに途中合流する可能性は低いとのこと。同選手は正式契約の締結後はミラノに留まり、トレーニングとコンディション調整に励むものと見られている。