
インテルが、アーセナル所属のアメリカ代表FWフォラリン・バログンへの関心を強めているようだ。17日、イギリスメディア『スカイスポーツ』やイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』などが伝えている。
今夏にストライカーの補強を目指しているインテルは、かねてからチェルシー所属のベルギー代表FWロメル・ルカクの完全移籍での獲得に向けて交渉に臨んでいた。しかし、同選手がユヴェントスと接触していることが明らかになると、インテル側はこれに不満を募らせ、獲得交渉からの撤退を決断。近日中にチェルシー側へと取り引きの中止が通達される見込みと報じられている。
ターゲットの変更を余儀なくされたインテルは、ルカクの“代役”として既に複数名をリストアップ。とりわけ関心を強めているのが、今夏にアーセナルに復帰した22歳のバログンだという。昨シーズンはレンタル先のスタッド・ランスで22ゴール3アシストという見事な成績を残した同選手だが、その去就は依然として不透明。アーセナルが前線に豊富なタレントを抱えていることもあり、今夏の移籍市場での売却の可能性も報じられている。
かねてからバログンの動向を注視していたインテルは、今夏の移籍市場での獲得を本格的に検討している模様。既に同選手の代理人との交渉がスタートしているとも報じられている。現時点でアーセナル側との話し合いは行われておらず、正式な入札も届いていないとのこと。しかし、17日のイギリスメディア『アスレティック』によると、現在インテル側は4000万ユーロ(約62億円)程度のオファーを提示するべく準備を進めており、近日中に正式な入札が行われる可能性が浮上しているという。
なお、アーセナルはバログンの評価額を5000万ポンド(約90億円)程度に設定しているようだ。インテルは同選手のほかに、アトレティコ・マドリード所属のスペイン代表FWアルバロ・モラタやスペツィア所属のアンゴラ代表FWムバラ・エンゾラに関心を寄せているとも報じられている。