
チェルシーに所属するブラジル代表DFチアゴ・シウヴァが、ローマに所属するアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラの加入を歓迎していることを明かした。9日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
現在29歳のディバラは昨夏にユヴェントスからローマに加入。2022-23シーズンは公式戦38試合出場で18ゴール8アシストを記録したが、2025年6月30日までとなっている現行契約には外国のクラブならわずか1200万ユーロ(約19億円)で移籍できる条項が付随していることが伝えられている。
そんなディバラに対し、チェルシーに就任したマウリシオ・ポチェッティーノ新監督が同胞の獲得を熱望していることが先日から報じられており、同選手の去就には注目が集まっている。
このような状況のなか、モータースポーツのレースであるイギリスグランプリに姿を現したT・シウヴァは、会場内でディバラと会って話したことを告白し、チェルシー移籍の可能性について尋ねたことも明かした。
「パドック内で彼を見かけたよ。普段はスペイン語かポルトガル語で話をするんだ。彼がチェルシーに来るというニュースを見たから、ここで彼に会えてよかった。そこで彼にチェルシーに来るのかと尋ねたんだ。彼は答えなかったけどね。僕は彼の加入を歓迎している」
続けて、「彼はチャンピオンだし、もし加入したら大いに助けてくれるだろうからね」とチェルシー加入に期待を寄せたコメントをT・シウヴァが残したことで、ディバラの動向にはより一層注目が集まっている。
それでも、イタリアメディア『LaRoma24.it』のインタビューに応じたディバラは「明日(月曜日)から始まるプレシーズンを楽しみにしているよ。僕の将来? ローマで満足している。ここに残るよ」と語ったことが伝えられており、T・シウヴァからの勧誘に関係なくローマ残留を強調していることも明らかになっている。