現役引退のイブラヒモヴィッチ、プレミア移籍濃厚のトナーリに言及「ミランで大きく成長し…」

 2022-23シーズン限りで現役を引退した元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチが、ミラン退団が噂されているイタリア代表MFサンドロ・トナーリについて言及した。26日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』がコメントを伝えている。

 現在23歳のトナーリは2020年9月にミランにレンタルで加入し、翌年夏に完全移籍に移行。ここまで公式戦通算130試合の出場で7ゴール13アシストをマークするなど、中盤の主軸として活躍し、2021-22シーズンはミランの11年ぶりとなるスクデット獲得に大きく貢献した。しかし、そんな23歳の司令塔を巡っては、今夏の移籍の可能性が浮上。7000万ユーロ(約109億円)+ボーナスという金額でのニューカッスル加入が濃厚と報じられている。

 クラブの未来を担うことが期待された若き司令塔に、突如として浮上したミラン退団の可能性。一部ではこの件に関し、今月初めのパオロ・マルディーニTD(テクニカル・ディレクター)退任の影響を指摘する声も挙がっている。ミランで公式戦通算163試合出場93ゴール35アシストという成績を残し、2022-23シーズン限りでの現役引退を表明したイブラヒモヴィッチは、マルディーニTDの事実上の解任とトナーリの移籍騒動に関して次のようにコメントしている。

「彼(マルディーニ)と良い関係性を築いていたし、過去に対戦したこともあった。同じチームで一緒にプレーできなかったことは残念だったよ。しかし、共に戦い、共にタイトルを勝ち取った。それ以外のことについては、彼の身に何が起こったのかは分からない。でも、パオロはミランの象徴でもあるし、残念に思っているよ」

「トナーリがプレミアリーグでプレーする準備が整っているか? その通りだと思うよ。もちろん、それは彼次第だけどね。勝利するために必要なメンタリティーは理解させたと思っているし、何より彼はタイトルを勝ち取った。ミランで大きく成長し、大きな責任感も背負っている。彼はまだまだ成長しなければならない。イングランドでさらに成長するだろうし、きっとうまくやれるだろう」

 現役引退後の動向にも注目が集まるイブラヒモヴィッチ。自身の今後について問われると「ミランで過ごした時間は永遠に僕の心に残り続けるだろう。復帰するかって? どうなるか見てみよう。まだ3週間しか経っていないからね。もしかしたら1カ月後にはミランのトレーニングキャンプに参加しているかもしれないよ」と冗談混じりに返答した。

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