
明治安田生命J1リーグ第18節が24日に行われ、FC東京と名古屋グランパスが対戦した。
3連敗中でアルベル・プッチ・オルトネダ前監督からピーター・クラモフスキー新監督への指揮官交代を決断したFC東京が、4連勝中の名古屋を『味の素スタジアム』に迎えての一戦。一進一退の攻防が続く中、ホームの名古屋は16分にビッグチャンスが訪れる。キャスパー・ユンカーが浮き球を頭で落とし、反応したマテウス・カストロが相手DFを出し抜いてペナルティエリア内に侵入する。相手GKヤクブ・スウォビィクとの一対一を迎えたが、シュートは防がれた。
試合の均衡が破れたのは18分、FC東京が先制する。ディエゴ オリヴェイラが渡邊凌磨の浮き球パスをペナルティエリア中央で収め、素早い反転から左足を振り抜く。シュートはゴール左下へと吸い込まれた。その後も強度の高い攻防が続き、試合はFC東京の1点リードで折り返す。
追いかける展開の名古屋は50分、マテウスが敵陣中央から思い切ってミドルシュートを狙うが、これは枠の外。対するFC東京は77分に絶好機が到来。敵陣深い位置で相手のミスパスをD・オリヴェイラが奪い、相手GKランゲラックをかわす。相手DFがカバーに入ったゴールに対して左下を狙ったが、枠を捉えることはできなかった。
次の1点が生まれたのは80分、FC東京がリードを広げる。左サイドの深い位置から安部柊斗が丁寧に折り返し、ゴール前のD・オリヴェイラが頭で合わせて押し込んだ。
窮地に追い込まれた名古屋は84分、味方のシュートから生まれたこぼれ球にユンカーが反応。ゴールネットを揺らしたものの、オフサイドの判定で得点は認められない。
名古屋は最後まで1点が遠く、FC東京の完封勝利で試合終了。FC東京は5試合ぶり白星、名古屋は5試合ぶり黒星となった。次節は7月1日に行われ、FC東京はホームで柏レイソル、名古屋はホームで川崎フロンターレと対戦する。
【スコア】
FC東京 2-0 名古屋グランパス
【得点者】
1-0 18分 ディエゴ・オリヴェイラ(FC東京)
2-0 80分 ディエゴ・オリヴェイラ(FC東京)
【ゴール動画】クラモフスキー体制第1号はディエゴ・オリヴェイラ!