予選通過手繰り寄せるバーディ締めで“ホッ” 松山英樹はパットに苦戦も1アンダー「う~ん、苦しかった」

<全米オープン 2日目◇16日◇ザ・ロサンゼルスCC ノースC(米カリフォルニア州)◇7421ヤード・パー70>

最終ホールとなった9番パー3で、ティショットを90センチにつけてのバーディ締め。松山英樹は出入りの激しかった一日を、なんとか1アンダーでまとめた。初日に2オーバー・83位タイと出遅れながらも、2日目にトータル1オーバーまで戻し、予選通過圏内に浮上した。
スタートホールとなった10番。グリーン奥のカラーからパターで打った6メートルのバーディパットを沈めて幸先のいい船出となった。続く11番は297ヤードのモンスターパー3。しかしここでティショットがカップ方向に近づいていき、左ピンハイ3メートルにつけた。それでも続くバーディパットが外れてしまう。「チャンスだった。ああいうのが入ってくれれば、もっと流れよくできてたと思うんですけど」と悔やむシーンになってしまった。

12番でも1つスコアを伸ばしたが、「14番、15番ぐらいからパットが。昨日終わった後に改善されたものがまた崩れた。う~ん、まあ苦しかった」とグリーン上でのフィーリングがなかなか合わない。すると17番でボギーが。さらに18番で1.5メートルのバーディパットがカップに蹴られるとガックリと肩を落とした。そこからは落としては獲り返すという展開に。傾斜のあるグリーンだがラインはしっかり読めているというが、「それ以前の問題」ときょうのパッティングのできをバッサリと切り捨てた。

ただショット面は「昨日よりは、よくなった」と上向き。それでもダブルボギーを叩いた5番は、思わずティショット後にドライバーを手から離すと、左ラフ、右ラフ、バンカーを渡り歩くミスも続いた。「そういうのが無くなってくれれば、安定してチャンスにはつけれるかなと思いますけど」。なかなかかみ合った満足ゆくラウンドは訪れない。

ローリー・マキロイ(北アイルランド)、そして5月の「全米プロ」を制したブルックス・ケプカ(米国)との同組という“最注目組”に入ったが、「離されるのは分かってたので」と自分のプレーに集中した。実際マキロイが「67」を記録し、一気にトップ3圏内に浮上。ケプカは「69」にとどまったが、松山ひとりが取り残される状況は避けた。

最後の短いバーディパットも、「入れたら予選はクリアするだろうと思ったんですけど、入る気がしなかった。まあ、後ろの組の結果次第かなと思いながら打った」というほどグリーン上のイメージはよくない。それでも「69」とアンダーパーをマークし、予選通過圏内でのホールアウトでホッとした表情を浮かべる。「ビッグスコアも出せるんじゃないかなと思います」。パットの感覚を合わせ、週末の爆発に期待したい。

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