いい睡眠がとれていないのが蝉川泰果の不安材料? でも「社会人1年目、何ごとも経験です」と前向き

<ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント 事前情報◇7日◇麻生飯塚ゴルフ倶楽部(福岡県)◇6809ヤード・パー72>
昨シーズン、9月の「パナソニックオープン」で史上6人目のアマチュア優勝を遂げ、10月には「日本オープン」でも優勝。史上初のアマチュア2勝を果たした若武者、蝉川泰果に意気込みを聞いた。

今シーズンは「関西オープン」でプロ初優勝をはじめ、これまで7試合に出場してトップ5が4回と好調。「初めて回りますがドライバーで果敢に攻めていけば、チャンスが広がるコースだという印象です。勇気を持ってアグレッシブにいければいいですが、その日の調子にもよります」と話し、ショットの調子は「イメージと球が合っていない日が続いている」と明かした。
とはいえ、「優勝したい気持ちが強いので、ドライバーで攻めていきます。調子次第ではありますが、14ホール中10回くらいはドライバーを振っていけるかなと思います」と続ける。 ツアーの連戦の疲れからか、体が動いていない部分があるのだという。その調整に余念はないが、もうひとつ心配なことがあるとも。 「しっかり睡眠がとれていないんです。朝3時すぎに起きてしまい、二度寝をしていて、起きたときのけだるさが半端ない日が続いています。プロになって賞金がかかってくると、アマチュアとは違うプレッシャーが出てきます。それが原因かもしれません。いい睡眠をとるための対処法を考えていかなければいけないとは思っています」 米国メジャーリーグで大活躍する大谷翔平は、とにかく長い時間睡眠をとっているという。スポーツ選手に睡眠は、体をリセットするために重要な役割を果たす。蝉川も「寝られるなら、一生寝ていたいです」というほど。だがこの睡眠不足を含め「社会人1年目。いろんな初めてがあります。いい経験は出来ていると思います」と、何ごとも前向きにとらえている。そこが蝉川の対応力の高さであり、強さにつながっているのだろう。 炭鉱のぼた山があった地に、今大会開催コースの麻生飯塚ゴルフ倶楽部は造られた。この地は、麻生グループの挑戦の歴史そのもの。昨年、その麻生グループが150周年を迎えて、そのイベントを飯塚で行うことが検討され、麻生グループ発祥の地ともいえる麻生飯塚ゴルフ倶楽部で本大会が開催されることになった。大会名にもあるように「挑戦」することが、この地では使命なのだ。 ドッグレッグホールが多く、ドライバーが狙いどころに打てれば大きなアドバンテージとなる麻生飯塚GC。昨年大会で優勝を遂げた池村寛世は、果敢にドライバーを振り続けて栄冠を勝ち取った。蝉川がアグレッシブにドライバーを振り、その勇気と挑戦の報酬を勝ち取れるか。興味は尽きない。(文・河合昌浩)

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