便利なゴルフ宅配便 送る際の注意点をいま一度確認! クラブ破損という落とし穴も

“手ぶらでゴルフ”というキャッチフレーズで、ゴルフバッグをコースに送れるようになったのは1984年。その前年にはスキーの宅配便ができた、バブル期直前のことでした。電車でゴルフに行くゴルファーをターゲットにしたゴルフ宅配便は、あっという間に広まって当たり前になっていきました。
この普及で、キャディバッグに大きな変化が起きました。
バッグが大きくなったことと、ポケットも大型化してシューズが入るようになったことなどが挙げられます。

現在では、最寄り駅まで送迎してくれるコースが減り、電車でゴルフに行くゴルファーは少数派になっていますが、乗り合いでピックアップしてもらって車で行く場合でも、ゴルフ宅配便を使う人もいます。小さな車の場合は助かる気遣いとなります。

僕の知人にもいますが、彼の場合は家族にゴルフをしていることがナイショで、会社から送って、会社にバッグを戻しているからなのですが、似たように様々な秘密を守るために使う人も多いようです。

宅配便でバッグを送る際に、注意すべきいくつかのポイントがあります。
まず、キャディバッグの中に余計な空間を作らないこと。アイアンカバーでももちろん良いですが、フードの中にタオルを詰めたり、雨具を詰めたりして、クラブが動きにくくしておくと破損などの防止になります。他にも、空気を入れるクッションタイプものなど、破損防止のアイテムが発売されているので、確認しておくといいでしょう。

事故防止という意味で、ショルダーベルトも外して背袋などに収納するのもアリです。また、トラベルカバー(できれば厚手のしっかりしたもの)と呼ばれる専用のカバーを使用したり、宅配専用のハードなバッグを使うのも、クラブの安全の確保という意味で検討に値します。

コースでも、家でも、できるだけ早くバッグを開けて、クラブ、シャフトなどをすべてチェックすることも重要。ヘッドカバーも取り、ヘッドも細かくチェックします。もし、破損があれば、できるだけ早く宅配便の会社に連絡します。連絡が遅くなればなるほど、余計な処理に時間が掛かるのです。キャディバッグやクラブの破損が配送が原因であれば、原則として宅配便の会社の保険で対応してくれます。

ただ、修理したり、買い直したり、簡単には済まないこともあるのがゴルフ用具です。自分のミスで破損しないように、送るときに、注意深く準備しましょう。便利なモノほど、油断すると嫌な思いをすることをいま一度認識し、万が一があることを忘れないようにしましょう。手ぶらでゴルフに行くゴルファーにとって、バッグを送るところからゴルフは始まっているのです。

(取材/文・篠原嗣典)

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