1Wはフェースを黒く塗る!? 400人目の初優勝者・平田憲聖のこだわりは「構えたときの顔」【勝者のギア】

<~全英への道~ミズノオープン 最終日◇28日◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県)◇7461ヤード・パー72>

同い年の中島啓太をプレーオフ3ホール目で退けた22歳の平田憲聖。ミズノ契約選手として8年ぶりのホストV、1973年のツアー制度施行後400人目の初優勝者となった。そのドライバーのフェース面を見ると、本来白いはずのスコアラインがペンで黒く塗られており、フェース上部も広範囲にわたってペイントされている。いったいどうして?
「調子がいいときはドライバーを真っすぐ飛ばしてパターを入れる、その2本のクラブがが強みです。こだわりは構えたときの顔、ヘッドの見え方ですね。顔がいいクラブをできるだけ選んでいます。(1Wのフェースを黒く塗る理由も?)それも見え方、ちょっと塗ったら変わったので。ちょっとですけど被って見えるのが、ロフトがあまり見えなくなるので。それがいい、僕の中では」(平田)

今週はシャフトのサポートを受けるフジクラのツアー担当者に、3番ウッドのリシャフトも依頼し、ドライバーと同じ『ベンタスTRブルー』に変更したばかり。フジクラのツアー担当は、平田のシャフト調整についてこう話す。

「学生の頃から『スピーダー エボ4』661Xでプロ入り後も昨年秋まで継続して使ってくれていました。そこから他社へスイッチしていましたが、オフに『ベンタスを試したい』と連絡をいただき、『ベンタスTRブルー』を気に入ってくれました。今季の開幕からミズノ『ST-X 230』との相性も非常に良く、飛距離も昨年より伸びたそう。今週も3番ウッドをドライバーに合わせて『ベンタスTRブルー』の7Xに変更したばかりでした」

また、今季のリカバリー率5位、大会でのパーキープ1位で耐えるゴルフは持ち味にも見えるが、平田は「それができているときはいいのかな。ウェッジもミズノさんに僕の要望どおり削ってもらって、わがまま言ってやってもらっています」と話す。また、3、4番アイアンが同じ『フライハイ』で年度が違う理由についてはこう話していた。

「3番アイアンは一番新しいフライハイで、求める強い球も打てますし、球を上げることもできていいクラブですね。4番アイアンその同じ新しいのも持っていますけど、古いほうは昔のクラブの良さというか、ちょっと飛ばないのがいい。スピンが入ってというのが良くて、使っています」

【平田憲聖の優勝クラブセッティング】
1W:ミズノ ST-X 230ドライバー(10.5度/ベンタスTR ブルー 6X、45インチ)
3W:キャロウェイ パラダイム ◆◆◆(15度/ベンタスTRブルー 7X)
5W:テーラーメイド ステルス プラス(19度/TOUR AD TP-7X)
3I:ミズノ Mizuno Pro FLI-HI(19度/TOUR AD プロトタイプ)
4I:ミズノ MP FLI-HI(24度/N.S.PRO モーダス プロトタイプ)
5I~PW:ミズノ JPX923ツアー(N.S.PRO モーダス3 ツアー 115X)
52,58度:ミズノ Mizuno Pro S18(N.S.PRO モーダス3 ツアー 115S)
PT:オデッセイ EXOロッシー
BALL:スリクソン Z-STAR◆

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