「思いっきりゴルフができるようになった」 5年ぶりの2勝目へ、新垣比菜が視界良好

<フジサンケイレディス 2日目◇22日◇川奈ホテルゴルフコース 富士コース(静岡県)◇6457ヤード・パー71>

新垣比菜が、復活の兆しを見せている。「ボギーが来るまで安定したいいゴルフができていたと思います。2日間ドライバーが良い。だからセカンドも安心して打てます」。この日は4バーディ・2ボギーの「69」でフィニッシュ。首位と3打差のトータル3アンダー。3位タイで最終組に入った。
その言葉が表すように2日目は13番まで3バーディ・ボギーなしでラウンド。14番と16番をボギーとしたものの、今大会のホール難度1位の17番パー3では「何も考えずに打てました」と、6番アイアンで振り抜いた会心のショットは4メートルについてバーディを奪った。

1998年生まれの新垣は、渋野日向子や勝みなみらと同じ“黄金世代”。しかも新垣はアマチュア時代に下部のステップ・アップ・ツアーで優勝を飾り、プロテストには一発合格。そして2018年の「サイバーエージェントレディス」で初優勝を飾るなど、黄金世代の中でも早くから実績を上げていた。

そんな新垣だったが、コロナ禍で統合された2020-21年のロングシーズンで苦しみ、プロ転向以来初めてシード権を喪失することとなる。不調に悩んだ新垣は復活を目指し、昨年の後半から渋野らを指導する青木翔コーチの門をたたいた。

それまでの新垣はミスを恐れてショットの面で悩んでいた。しかし「(青木コーチが)『どんどん狙わなきゃ』って言ってくれてて」と、青木の言葉にチャレンジする勇気をもらい、何かが吹っ切れた。

今季も開幕戦から4戦連続予選落ちと思うような結果が出せていなかったが、今週は目つきが違う。「思いっきりゴルフができるようになった。気持ちの面であまり縮こまらずにできるようになりました」。プロ6年目の24歳。復活の2勝目へ、のびのびとクラブを振る。

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