
セリエA第23節が17日に行われ、サッスオーロとナポリが対戦した。
今季絶好調をキープし、現在はリーグ6連勝中のナポリ。特にエースのヴィクター・オシムヘンは、その6試合で8ゴールとチームを牽引する好調ぶりを見せている。2位のインテルとは勝ち点が「15」離れており、スクデット獲得に向けて視界は良好だ。今節は、現在リーグ15位と下位に沈んでいるものの、直近4試合では無敗と調子を上げるサッスオーロと対戦した。
序盤からボールを握ったナポリは12分、ハーフウェーライン付近でフヴィチャ・クヴァラツヘリアが柔らかいタッチでマークを反転すると、そのまま一気に加速してマーク2枚を置き去りに。自らゴール前まで運ぶと、さらに対峙するDFとの駆け引きを制して股抜きのシュート。これがゴールネットを揺らし、クヴァラツヘリアの3試合連続弾となる圧巻のゴールでナポリが先制した。
サッスオーロは直後の14分、キックオフからの流れでアルマン・ロリエンテがゴールに迫るが、シュートはポストに弾かれ同点とはならず。一方のナポリも26分、ロングボールからオシムヘンが突破し追加点を狙うも、こちらもポストに嫌われる。
すると33分、そのオシムヘンが再び後方からボールを受けると、マークを背負ってタッチライン側へ運び、そのまま豪快にシュート。誰も予想だにしない角度から強烈な一撃をねじ込み、エースの衝撃弾でナポリがリードを広げた。これで好調オシムヘンは7試合連続ゴールとなり、リーグでの通算得点数を「18」に伸ばした。
2点を失ったホームのサッスオーロも40分、ダヴィデ・フラッテージの絶妙な浮き玉パスから、裏に抜け出したロリエンテがワンタッチで合わせてゴール。ナポリのブロックを崩し1点を返したかに思われたが、ここはVARの末にオフサイドの判定となり得点は取り消しとなる。
後半に入っても、試合の主導権はリードするナポリが握ったまま、スコアは動かず終盤へと突入。反撃したいホームのサッスオーロは、79分に途中出場のエミル・セイデが際どいシュートを放ちナポリに冷や汗をかかせるも、得点とはならず。88分にはクリスティアン・トルストベットもゴールに迫ったが、シュートはわずかに枠を外れた。
試合はこのまま終了。決めるべき役者が圧巻のゴールを決め、守っては3戦連続のクリーンシートを達成したナポリが連勝を「7」に伸ばした。
次節、サッスオーロは25日にアウェイでレッチェと対戦。ナポリは、21日にチャンピオンズリーグ・決勝トーナメント1回戦・ファーストレグでフランクフルトと敵地で激突した後、25日にはアウェイでエンポリと対戦する。
【スコア】
サッスオーロ 0-2 ナポリ
【得点者】
0-1 12分 フヴィチャ・クヴァラツヘリア(ナポリ)
0-2 33分 ヴィクター・オシムヘン(ナポリ)