
ラ・リーガ第20節が4日に行われ、アトレティコ・マドリードとヘタフェが対戦した。
現在4位につけているアトレティコ・マドリードは、今季既にチャンピオンズリーグ (CL)とコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)で敗退しており、残るコンペティションはラ・リーガのみとなっている。ラ・リーガ3連勝を目指す今節は、現在19位と降格圏に沈んでいるヘタフェとの一戦に。アトレティコ・マドリードのスターティングメンバーにはロドリゴ・デ・パウル、アントワーヌ・グリーズマン、アルバロ・モラタらが並んだ。一方、現在ラ・リーガ4連敗中で5試合ぶりの白星を目指すヘタフェは、カルレス・アレニャやボルハ・マジョラルらが先発に名を連ねた。
試合は立ち上がりの3分にアトレティコ・マドリードがチャンスを作る。コケのサイドチェンジからトマ・レマルが左サイド高い位置を取り、折り返しにグリーズマンが反応。ペナルティエリア内から左足で狙ったが、シュートはクロスバーの上へと外れた。その後はなかなか決定的な場面を作り出せず、前半はスコアレスで終了している。
後半に入ると試合の均衡が破れる。60分、アトレティコ・マドリードは左コーナーキックを獲得するも、ナウエル・モリーナの放ったボールはクリアされる。しかし、このボールを拾ったレマルがペナルティエリア手前から強烈なミドルシュート。GKが弾いたこぼれ球をアンヘル・コレアが押し込んだ。1度はオフサイドと判定されたものの、VARの結果コレアはオンサイドのポジションにいたことが確認され、アトレティコ・マドリードが先手を取っている。
このまま試合は終盤に突入したが、80分にアトレティコ・マドリードのペナルティエリア内でサウール・ニゲスのハンドが確認され、ヘタフェにPKが与えられる。このPKをエネス・ウナルがしっかりと叩き込み、ヘタフェが土壇場で試合を振り出しに戻した。
その後はアトレティコ・マドリードが猛攻に出るも、最後まで勝ち越しゴールを決め切ることはできず、試合はこのままタイムアップを迎えた。アトレティコ・マドリードはラ・リーガ3連勝こそ逃したものの、4試合連続負けなしをキープ。一方、ヘタフェはラ・リーガでの連敗を「4」で止めることに成功。今後の残留争いに向けて貴重な勝ち点「1」を積み上げた。
次節は12日に行われ、アトレティコ・マドリードは敵地でセルタと、ヘタフェはホームでラージョ・バジェカーノと、それぞれ対戦する。
【スコア】
アトレティコ・マドリード 1-1 ヘタフェ
【得点者】
1-0 62分 アンヘル・コレア(アトレティコ・マドリード)
1-1 83分 エネス・ウナル(PK/ヘタフェ)