
■前回のあらすじ
娘の勉強に対する姿勢にイラッとしたとき、薫は夫から言われた「凛は薫じゃない」という言葉を思い出す。さらに、自分の小学生時代を美化しすぎていたことに気づいて…。
たとえ気になることがあっても、その日の勉強内容については凛の意見を重視することにしました。そのうえで「これもやれたらいいなと思うけど、どうかな?」と話して、凛に断られた場合は素直に受け入れるようにしています。
勉強中の漫画も、怒ったところでさらに勉強しなくなるのはわかっているので、グッと堪えて見て見ぬふり。あまりに度が過ぎていたら、優しく声をかけたり、ドアをノックしたりするようにしました。
こうして家族仲は改善されましたが、凛の偏差値は下がったまま。受験まで、あと10ヶ月弱――。
※この漫画はフィクションです