
コパ・デル・レイ(国王杯)・準々決勝が26日に各地で行われた。
レアル・マドリードとアトレティコ・マドリードによる“マドリード・ダービー”では、まずアウェイのアトレティコが先制に成功する。19分、コケの絶妙なパスからナウエル・モリーナがゴール前に折り返すと、最後はアルバロ・モラタが押し込み完璧な崩しでゴールを奪った。その後もアトレティコが主導権を握ったまま、前半は1-0で終了する。
後半もリードを保つアトレティコだったが、追加点のチャンスは決めきれず。するとレアルは79分、バイタルエリアで前を向いたロドリゴが一気にDFを3人かわしてフィニッシュし、個人技でゴールをこじ開けた。途中出場の“切り札”のゴラッソで追いつき、試合は延長へ突入する。
すると99分、追いつかれたアトレティコはステファン・サヴィッチが2枚目のイエローで退場となり、嫌な流れのなかで数的不利に。そして迎えた104分、レアルはマルコ・アセンシオのクロスが流れたところを、ファーサイドでカリム・ベンゼマが押し込んで勝ち越しゴールを手にする。つにリードしたレアルはさらに121分、ヴィニシウス・ジュニオールが個人の突破からダメ押しゴールをゲット。アトレティコを逆転勝利で撃破し、準決勝進出を決めた。
この日行われたもう1つのカードでは、アスレティック・ビルバオがバレンシアの本拠地に乗り込んで対戦。アウェイのビルバオは35分、イケル・ムニアインの豪快なボレーで先制すると、前半のうちに同点弾を許したものの、45分にはイニャキ・ウィリアムスのお膳立てからニコ・ウィリアムスがゴールを奪い再びリード。さらに後半にはミケル・ベスガがPKを決めてバレンシアを突き放し、3-1のスコアで勝利。4シーズン連続となる準決勝の舞台へコマを進めた。
準々決勝の結果は以下の通り。なお、準決勝の組み合わせ抽選会は30日に行われ、第1戦が2月8〜9日、第2戦が3月1〜2日にかけて開催される。
■準々決勝
▼25日
バルセロナ 1-0 レアル・ソシエダ
オサスナ 2-1 セビージャ
▼26日
バレンシア 1-3 アスレティック・ビルバオ
レアル・マドリード 3-1 アトレティコ・マドリード