
コパ・デル・レイ(国王杯)・準々決勝が25日に各地で行われた。
公式戦10試合無敗と好調を維持するレアル・ソシエダは、『カンプ・ノウ』でバルセロナと対戦。MF久保建英やFWミケル・オヤルサバルらが先発に名を連ねたものの、MFミケル・メリーノとMFダビド・シルバの2選手を負傷で欠いだ。試合は、バルセロナのペースで進んでいくが、レアル・ソシエダも久保建英のバー直撃のシュートなどで相手ゴールに迫る。しかし40分、MFブライス・メンデスが一発退場すると、52分にFWウスマン・デンベレに先制点を決められてしまう。試合を振り出しに戻したいレアル・ソシエダは途中出場のMFロベルト・ナバーロらがチャンスを作るも、相手GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンの壁を破れない。試合はこのまま0-1で終了し、レアル・ソシエダは準々決勝で涙を飲んだ。
ハゴバ・アラサテ政権5年目となり、チームとしての集大成を見せているオサスナは、低迷が続くセビージャと対戦。試合はスコアレスのまま前半を折り返すと、71分にオサスナの“ゴラッソ・マシーン”ことFWチミー・アビラが均衡を破る。意地を見せたいセビージャはFWユセフ・エン・ネシリ、FWスソといった攻撃的なカードを切ると、ホルヘ・サンパオリ監督の采配が的中。後半アディショナルタイムに、エン・ネシリが同点ゴールを決めた。試合は1-1のまま延長戦に突入。両チームとも死力を尽くす好ゲームに終止符を打ったのはオサスナだった。99分、MFホン・モンカヨラのパスに抜け出したFWアブデ・エザルズリがゴールネットを揺らす。興奮の坩堝に包まれた『エル・サダール』でオサスナはセビージャを2-1で下し、準優勝を成し遂げた2004-05シーズン以来となるベスト4に駒を進めた。
なお、準々決勝の残り2試合は26日に開催。“マドリード・ダービー”となったレアル・マドリードvsアトレティコ・マドリードと、昨季の国王杯・準決勝の再戦となったバレンシアvsアスレティック・ビルバオがベスト4の椅子をかけて争う。
■準々決勝
▼25日
バルセロナ 1-0 レアル・ソシエダ
オサスナ 2-1 セビージャ
▼26日
バレンシア vs アスレティック・ビルバオ
レアル・マドリード vs アトレティコ・マドリード