
ウルヴァーハンプトン(ウルブス)は17日、パリ・サンジェルマン(PSG)からスペイン代表FWパブロ・サラビアを完全移籍で獲得したことを発表した。
契約期間は2025年6月末までの約2年半で、ウルブスでの背番号は「21」に決定。移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、移籍金は500万ユーロ(約7億円)になると伝えられている。
現在30歳のサラビアはレアル・マドリードの下部組織出身。ヘタフェ、セビージャでのプレーを経て、2019年夏にPSGに完全移籍で加入した。加入初年度の2019-20シーズンは公式戦40試合に出場し14得点8アシストをマーク。翌2020-21シーズンも公式戦37試合に出場し7得点4アシストを記録するなど安定した成績を残した。
しかし、各国のタレントを多く擁するPSGでの出場機会は限られており、2021年夏にはスポルティングにレンタル移籍。同クラブでは公式戦45試合の出場で21ゴール10アシストという見事な成績を残したものの、PSGに復帰した今シーズンの公式戦でのスタメン出場はわずか6試合のみに。序列を上げることができず、バックアッパーという立場にとどまっていた。
なお、2019年9月にデビューを飾ったスペイン代表では、ここまで公式通算26試合に出場し9ゴール3アシストをマーク。一昨年に開催されたEURO2020では5試合に出場し、チームのベスト4進出に貢献したほか、昨年のFIFAワールドカップカタール2022でも1試合に出場していた。
30歳にして自身初となるプレミアリーグ上陸を果たしたサラビア。今後の活躍に期待がかかる。