
ビジャレアルは、同クラブに所属するオランダ代表FWアルノー・ダンジュマの今冬でのクラブ退団を容認する構えのようだ。16日、スペイン紙『アス』が報じている。
1997年1月31日生まれのダンジュマは現在25歳。母国の“名門”PSVからNECナイメヘンに移籍し、エールディヴィジデビューを果たした。その後はクラブ・ブルッヘとボーンマスを経て、2021年夏にビジャレアルに加入。テクニカルなプレーで相手選手を翻弄する“ダンジュマジック”は、当時チームを指揮していたウナイ・エメリ監督の信頼も勝ち取った。初年度から公式戦34試合に出場し16ゴール4アシストを記録。チャンピオンズリーグ(CL)ベスト4進出に大きく貢献している。
しかし今季は、ウナイ・エメリ監督がシーズン途中に退任。後任のキケ・セティエン新監督就任以降は出場機会が減少し、直近3試合のプレータイムは3〜4分程度となっている。そんな中、ビジャレアル上層部は今冬の移籍市場でダンジュマがクラブを退団することを容認する構えを見せていると『アス』は指摘。先週末にはイングランドへの渡航、それに伴うトレーニング不参加を許可していたようだ。
また『アス』によると、プレミアリーグの複数クラブが同選手獲得オファーを提示するか検討しているという。今季も残留争いに巻き込まれたエヴァートンや“古巣”ボーンマスが、ダンジュマの動向を注視していると併せて伝えている。
ラ・リーガ上陸以降、センセーショナルな活躍を見せてきたダンジュマ。僅か1年半でスペインの地を後にすることになるのだろうか。