「ついに来たけど、でもまだこれから」 米下部主戦場の大西魁斗が挑む、PGAツアーへの道

<ソニー・オープン・イン・ハワイ 事前情報◇11日◇ワイアラエCC(米ハワイ州)◇7044ヤード・パー70>

昨年11月に行われてた2023年の米国男子下部ツアー(コーン・フェリーツアー)出場権をかけた最終予選会で12位に入り、出場権を獲得した大西魁斗。新シーズンはその米下部が主戦場になるが、ひと足先にハワイの“レギュラーツアー”でスタートを迎える。

「とても楽しみでうれしい」。憧れのPGAツアーについに来たことに、素直に気持ちを表現する。それでも「ただ、まだ自分が通用するかまだ分かっていない状況。とりあえずちゃんと準備して全力で行きたい」と冷静さも忘れない。

コースでの調整も入念に行った。ラウンドするのは、開幕前日の後半9ホールのプロアマ戦を含めて4回。「結構回りました。狭めだからティショットが重要になる」とイメージを膨らませている。

今大会を終えれば、カリブ海に浮かぶ島・バハマに移動し、米下部ツアーに初出場する。ポイントを稼いで8試合終了後のリシャッフルを突破し、全試合に出場し、トップ30に与えられる来季PGAツアー出場権を手にすることが目指す青写真だ。「ついに来たんですけど、でもまだこれから。ここに住んでいるよ、になれるように」と意気込む。

これから夢に向かって道を切り開いていくためにも、まずはこのハワイ戦をいい形で4日間を終えたい。「焦らず、冷静に。いつものプレーができて結果が良ければいいし、悪かったら悪かったで、また次に学んで行きたい」。南カリフォルニア大学時代にはオールアメリカンにも選ばれた“逆輸入プロ”がまた新たな一歩を踏み出す。

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