ピンが蝉川泰果の22回目の誕生日にクラブ用品使用契約を発表「350ヤードを目指したい」

11日、ピンの新製品オンライン発表会が行われ、そのなかで昨年10月31日にプロ転向した蝉川泰果とクラブ用品使用契約を締結したと発表した。

きょう22歳の誕生日を迎えた蝉川とピンの出会いは小学校5年生のとき。「大阪のゴルフショップでフィッティングした。当時はいろいろ試している中の1つでしたが、中学3年生のときに『G30』ドライバーを使用して飛距離が30ヤード伸びて、『こんなに良いクラブがあるんだ』と驚き、それから現在に至るまでピンのクラブを使用しています」。飛んで曲がらないドライバーを武器に、昨年はアマチュアでツアー2勝を挙げた蝉川だが、中3でピンのクラブを使用するまでは飛ぶ方はなかった。

昨年9月の「パナソニックオープン」でツアー初優勝を達成したときは同社の『G425 LST』を使用していたが、10月の「日本オープン」では最新の『G430 LST』に即チェンジ。「顔の形がすごく好みで、タテ・ヨコのブレが少なく、ドライバーが長所の自分にとって自信を持って振れる」。攻撃的なゴルフでプロたちを抑え95年ぶりのアマチュア優勝、そして史上初のアマチュアでツアー2勝の快挙につなげた。

そして、「クラブの性能はもちろんですが、ピンのスタッフの皆さんも温かく、フィッティングにおいて自分の意見を尊重してもらいながら、自分に合ったスペックを提案してもらえる安心感も大きかったです」と、今回の契約に至った経緯についてコメントしている。

プロとしてピンと契約を結んで迎える初戦は、現地12日(木)に開幕する「ソニー・オープン・イン・ハワイ」。これが蝉川にとって米PGAツアー初出場。そして、そのあとは米国本土に渡り、西海岸で「ザ・アメリカンエキスプレス」、「ファーマーズ・インシュランス・オープン」と米ツアー3連戦に出場する予定となっている。

「まずはプロとして1勝を挙げ、JGTOツアー(国内男子ツアー)で賞金王を目指したいです。また、海外の試合も出場するので、トップ選手たちと優勝争いできるように頑張りたい。ドライバーの飛距離もあと30ヤード伸ばして、350ヤードを目指したい」と意気込む。今月は世界最高峰のツアーで、ピンのサポートを受けてどんなプレーを見せるのか注目が集まる。

また、ピンは蝉川が使う『G430』の兄弟モデルを発表。名前は『G430 HL』(3月2日発売予定)で、HLはハイローンチの略。ヘッドスピード38m/s以下のゴルファーが、速く振れて高く打ちだして飛ばせる軽量設計のモデルとなっている。同時に『G430 LSD フェアウェイウッド』(4月20日発売予定)、『PLDミルド』の3つの追加モデル(4月6日発売予定)も発表した。

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