冷凍カツオがピンチ!?

カツオの水揚げ量の年々の減少と高値推移により、冷凍カツオの産地ともいえる焼津の冷凍在庫が少なくなっているといいます。2016年以降南方カツオと言われる南の海域でのカツオ漁が激減し、南方カツオは2017年早々に在庫がなくなりました。

一方夏以降の戻りカツオの漁もよくなく冷凍在庫は底をつきそうだといいます。2017年の春のカツオ漁は南西諸島から、九州南部、高知県沖と順調です。しかし例年の2倍以上の価格で鮮魚が取引されているため、鮮魚での水揚げがメインとなり、冷凍には全く回らない状態です

この状態の影響を、カツオ節メーカーや冷凍カツオを使って製品を作っているメーカーが受けています。メーカーは製造工場を保持しており、そこには製品を作るラインがあり、従業員も抱えています。価格は問わないから、冷凍のカツオの在庫を持っている会社があったら紹介して欲しいと製造しようにも原料が無いためこの先を案じているのです。また冷凍カツオタタキや、冷凍カツオスキンレスなどの量販店がメインで販売する製品は、中間問屋や荷受会社が今買い占めています。

鮮魚流通は安定しているため、カツオは価格が高いことを我慢すれば食べれますが、庶民の食べ物ではない魚になってしまったということでしょう。

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