マンチェスター・ユナイテッドはプレミアリーグ第9節チェルシー戦で0-2の敗北を喫し、1984年9月以来のワースト記録となる公式戦9試合未勝利となった。それでも、上層部は11月の代表ウィークまでの残り2試合も、マイケル・キャリック監督に任せるようだ。10月31日にスポーツ専門メディア『アスレティック』が報じた。
前半は決して悪い内容ではなかったが決定機を決めきれずにスコアレスで折り返すと、後半開始早々の50分にチェルシーの先制を許す。63分にはリサンドロ・マルティネスが退場となり、献上したPKを決められて、0-2の敗戦となった。
シーズン開幕最初のアウェイゲーム7試合未勝利は、最後に降格した1973-74シーズン以来の不名誉に。クリスタル・パレスの敗戦により40年ぶりの降格圏転落は免れたが、17位で週明けを迎えることになった。
それでも、マンチェスター・ユナイテッドの上層部は、ボーンマスに0-3の敗戦を喫した後の緊急会議の時点で、キャリック監督の進退を決めるのは11月の代表ウィーク入りまで待つと決めていた模様。3日に行われるチャンピオンズリーグのローマ戦、そして8日に行われるプレミアリーグ第10節アストン・ヴィラ戦と、ホーム2連戦がキャリック体制の正念場となる。
キャリック監督は試合後、『TNTスポーツ』に対して、「今は、ミッドウィークに向けて選手たちの準備を整えることを楽しみにしているだけだ」とコメント。「前に進み続けて、試合に勝たなければならない。それだけだ。いま私が何を説明したところで、状況は変わらない。試合に勝てば、リーグ内の順位はあっという間に上がれる。間違いなく、そういう姿勢で臨まなければならない」と語った。
むしろ、サポーターの矛先は間違った舵取りを続けるクラブ上層部に向けられている。『スタンフォード・ブリッジ』まで駆けつけたアウェイサポーターは「グレイザー家と同じだ。ジム・ラトクリフはクソ野郎」の大合唱。「新スタジアムなんてケツにでも突っ込んでろ」、「クラブを売って、とっとと失せろ」と経営層の退陣を要求した。一方で、敗戦後にはまばらなブーイングこそあったものの、大多数が矢面に立つキャリック監督や指揮官に続いた選手たちに拍手を送った。
キャリック監督は試合後の記者会見で「サポーターはただ来てくれるだけではない。そのための労力、費やしてくれるお金も間違いなくかかっている。彼らは今、本当に試されている。長年にわたって大きな絶頂も経験してきたし、逆の方向に転じるのは簡単なことだ。それでも、彼らは私たち全員を見捨てずにチームを支え、厳しい状況の後半を戦い抜き、試合後も残ってくれた。それこそが彼らという存在をまさに表している。私たちは、彼らが本当に熱中できるようなものを、良い方向で示さなければならない」と、結果で報いることを誓った。
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