米軍で“今まで配備のなかった”方式の「自走砲」候補公開! ついに世界の動きに合わせる形に

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ハンファ・ディフェンスUSAは2026年10月13日、アメリカ陸軍向けに開発している装輪式自走榴弾砲の名称が「XM1776」に決定したと発表しました。

戦術の変化によりついに米軍も取得へ

 韓国の防衛企業ハンファ・エアロスペースの子会社であるハンファ・ディフェンスUSAは2026年10月13日、アメリカ陸軍向けに開発している装輪式自走榴弾砲の名称が「XM1776」に決定したと発表しました。

 XM1776は、155mm榴弾砲を搭載するK9自走榴弾砲をベースに、次期装輪式自走砲計画「MTC」(Mobile Tactical Cannon:機動戦術砲)の候補車両として、アメリカ陸軍の要求を取り入れて開発された車両です。試作1号車は同日、アメリカ陸軍に引き渡されました。

 なお、「1776」という数字は、アメリカが独立を宣言した年に由来するとのことです。同車の引き渡しがアメリカ独立250周年に当たる2026年となることから、アメリカの自由を守る装備となってほしいという願いが込められています。

 意外なことに、これまでアメリカ軍は装輪式自走榴弾砲を運用しておらず、履帯式自走砲や牽引式榴弾砲を火力支援の主力として活用してきました。

 MTCは、既存の牽引式155mm榴弾砲M777の後継に当たる装備です。2022年2月にロシアがウクライナへの全面侵攻を開始して以降、ドローンの普及や対砲兵レーダーの発達により、戦場では迅速な射撃と陣地転換の能力が砲兵に求められています。こうした状況を踏まえ、アメリカ陸軍はストライカー旅団戦闘団などの第一線部隊で運用されているM777を、MTCに置き換えることを検討しています。

 候補車両としては、XM1776のほか、イスラエルの「シグマ」、フランスの「カエサルMk.II」、スウェーデンの「アーチャー」などが挙がっています。このうち、シグマについては、エルビット・アメリカが「シグマNG」として、アメリカ陸軍向けの試作車両を公開しています。

【軽快な動きと正確な射撃】初公開されたXM1776(動画)