千葉で放置の水没車両2700台、どうやってどける? 国交省が特殊装備を使った「動かし方」を紹介

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「令和8年8月千葉豪雨」により、約2700台以上の車両が水没によって不動となり、道路上に放置されています。こうしたなか、関東地方整備局が実際に放置車両を移動させる作業の様子を公式SNSで紹介しています。

災害時における「放置車両」の動かし方

 2026年8月13日(木)から翌14日(金)にかけて発生した「令和8年8月千葉豪雨」により、千葉県内では車両の冠水・水没が相次いでいます。報道によると、市や県の管理する道路において水没して不動となった放置車両は、16日(日)までに約2700台が確認されたとのこと。現地では放置車両の移動による通行確保も急がれています。

 そうしたなか関東地方整備局の道路部公式Xは、TEC-FORCE(緊急災害対策派遣隊)が実際に千葉市中央区で進めている、放置車両の移動作業の様子を写真とともに紹介しています。

 これは「災害対策基本法」に基づいて行われる「道路啓開(けいかい)」作業の一環です。道路啓開とは、車両などでふさがれた道路を応急的に復旧し、緊急救援ルートを確保することで、同法では緊急車両の通行を放置車両が妨げている場合、道路管理者が所有者に断りなく、車両を移動させることが可能となっています。

 投稿では、住宅街の狭い道路で動けなくなった一般車両に「車両の移動を行った」という旨の通知書を添え、「ドーリー」と呼ばれる車両移動用の器具を、4輪に装着する様子が解説されています。ドーリーには台車が付いているため、動かなくなった車両でも、タイヤごと持ち上げて移動させることができます。

 TEC-FORCEの隊員は、ドーリーを付けた車両を人力で道路脇へ慎重に動かしたあと、器具を外して周囲に三角コーンを設置しています。関東地方整備局は近隣のドライバーに対し、「引き続き、安全に十分注意して走行してください」と呼びかけています。

 なお、同様の措置は県や千葉市の管理する道路でも順次進められています。