【ワシントン時事】トランプ米大統領は21日、イラン中部のピックアックス山周辺を「近く攻撃する」と警告した。ホワイトハウスで記者団に語った。これまで攻撃対象になっていない同山の地下には核関連施設があるとされ、米国への抵抗を続けるイランへの圧力を一段と高めた形だ。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによれば、イスラエル情報機関はイランが昨秋ピックアックス山内のトンネルにウラン濃縮に必要な遠心分離機数千台を移動させたとみている。
米軍は11日以降、対イラン攻撃を連日行っているが、トランプ氏は「われわれは(攻撃を)終えていない」と強調した。「イランは会うことを切望している」とも主張したが、「意味のあるやり方で会う準備ができるまで、(交渉に)関心はない」と語り、イラン側に戦闘終結に向けた譲歩を迫った。
ヘグセス国防長官は21日、上院公聴会で、対イラン軍事作戦の戦費が375億ドル(約6兆1200億円)に達したとの見積もりを明らかにした。5月にも見積もりを公表したが、80億ドル(約1兆3000億円)増加している。
一方、サウジアラビアに対する「海上封鎖」を宣言したイエメンの親イラン武装組織フーシ派について、トランプ氏は「何かが起きれば対処する」と述べ、封鎖を実行すれば軍事行動を取ると示唆した。