ロシア軍の地下拠点を攻撃した“謎の攻撃機”ウクライナ側が正体を明かす 実は巨大なラジコン飛行機みたいなものだった!?

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ウクライナ国防相顧問のセルヒー・ステルネンコ氏が2026年7月13日、爆撃ドローン部隊とみられる機体群を初めて公に公開しました。

2025年頃から使用されはじめた機体

 ウクライナ国防相顧問のセルヒー・ステルネンコ氏が2026年7月13日、爆撃ドローン部隊とみられる機体群を初めて公に公開しました。

 同氏が公開した画像には、プロペラ推進とみられる複数の軽航空機が写っています。機体には旧ソ連時代から使用されている100kg級航空爆弾「OFAB-100-120」が搭載されており、攻撃機として運用されていることがうかがえます。

 現地メディアの報道によると、これらの機体は操縦席を取り外し、遠隔操縦システムと光学カメラに置き換えることで、無人攻撃機として運用されているようです。

 また、画像に写っていた軽航空機は、「スカイレンジャー・スウィフト(SkyRanger Swift)」や、その派生機である「Nynja(ニンジャ)」とみられています。これらは平時には民間のレジャー機として使用されていましたが、ロシアによる侵攻開始後、ウクライナ軍が購入、あるいは提供を受けて運用しているものとみられます。

 これらの機体は、自爆ドローンとは異なり、再使用可能な無人攻撃機として運用されることを前提としており、爆弾投下後に帰還できれば繰り返し使用することが可能です。なお、このような民間機を改造した攻撃機の存在は2025年ごろからウクライナや欧州のメディアで報じられていましたが、その詳細が明らかになったのは今回が初めてとなります。

 ウクライナ軍は、この無人攻撃機を用いてロシア軍の防空網の隙を突く攻撃を行っているとみられます。また、このような軽航空機はジェット機と比べて燃料消費が少なく、長時間にわたる低空飛行が可能なほか、地上レーダーでも探知されにくいとされています。

 さらに、無人機であるため人的損失のリスクがなく、より大胆な作戦を実施しやすいという利点もあります。今回公開された機体は、ロシアが占領するアルミャンスク近郊の地下拠点への攻撃に使用されたとされています。同拠点に対しては、自爆ドローンを主体とする無人機部隊による攻撃で、指揮所や兵站倉庫が損傷したとの情報も伝えられていますが、そのうち今回公開された無人攻撃機がどの程度の役割を果たしたのかは明らかになっていません。