長崎県の対馬沖をロシア海軍のスラバ級ミサイル巡洋艦が航行しました。
甲板に対艦ミサイル発射筒がズラリ
防衛省・統合幕僚監部は2026年7月15日、長崎県の対馬沖でロシア海軍のミサイル巡洋艦1隻を確認したと発表し、自衛隊が撮影した画像を公開しました。
自衛隊が確認したのは、スラバ級ミサイル巡洋艦(艦番号011)で、ロシア海軍・太平洋艦隊の旗艦である「ヴァリャーク」とみられます。
同艦は7月15日午前0時頃、対馬の南西約110kmの海域に出現。その後、対馬海峡を通過し、東シナ海から日本海へ向けて航行したとしています。
これに対し自衛隊は、はやぶさ型ミサイル艇「しらたか」により、警戒監視・情報収集を行ったとしています。
なお、今月には中国の青島で中露海軍合同演習「海上連合2026」が開催されており、「ヴァリャーク」も参加していました。
今回確認されたスラバ級ミサイル巡洋艦は、満載排水量が約1万1000トンと大柄で、船体にP-1000「ヴルカーン」対艦ミサイルの連装発射筒が8基も並んでいる異様な外観が特徴です。元々は、旧ソ連がアメリカ海軍の空母に向けて対艦ミサイルによる飽和攻撃を行うために開発した艦艇のため、重武装となっています。
1番艦「モスクワ」が黒海艦隊、2番艦「マーシャル・ウスチーノフ」が北方艦隊、3番艦「ヴァリャーク」が太平洋艦隊に配備されましたが、「モスクワ」は2022年4月、ウクライナ軍が発射したネプチューン地対艦ミサイルにより撃沈されています。