厚生労働省は9日、受動喫煙対策の対応案を公表した。加熱式たばこについて、紙巻きたばこと同様の規制強化を見送る内容。同日、健康増進法の見直しを検討する専門委員会で議論し、今夏にも取りまとめる。
2020年4月施行の同法は、飲食店などを原則屋内禁煙とした。紙巻きは喫煙室のみで吸えるが、飲食は不可。加熱式には「健康への影響が明らかではない」として、喫煙室で飲食できる経過措置を適用した。
対応案は、現時点で加熱式の規制は強化せず、経過措置を継続するとした。加熱式の健康影響は、「引き続き研究を進める」とも示した。
5月に報告された調査結果では、屋内で加熱式を使用すると有害物質が発生し、受動喫煙の原因となる可能性が高いことが判明。ただ、知見の蓄積が乏しいため、発がん性など健康への影響は評価できる段階ではないとされた。