中道改革連合と立憲民主、公明両党は近く、3党の合流に関する協議体を設置する。中道と公明が今秋の合流実現を視野に入れる中、焦点は賛否両論を抱える立民の対応。25日に予定される所属国会議員や地方組織幹部への意見聴取が最初の関門となりそうだ。
「結論ありきだと党内のコンセンサスを望むことはできない」。立民の水岡俊一代表は19日、中道の小川淳也代表から協議体への参加要請を受けた後、記者団にこう強調した。
衆院選での中道惨敗を受け、立民内には合流への拒否感が強まり、来春の統一地方選後に判断の先延ばしを模索。しびれを切らした公明が立民抜きの「先行合流」をちらつかせたことで、腰の定まらなかった小川氏も3党の議論加速を決断した。立民を支援する有力な産業別労働組合(産別)も合流を働き掛けている。
ただ、水岡氏はなお慎重姿勢を崩していない。協議体への参加について、25日の意見聴取を踏まえて正式決定する構え。自身の支持母体である日教組が「丁寧な議論」を要請したことも影響している模様だ。
立民内には、公明や一部産別が示し合わせ、リベラル系議員の「排除」を狙っているとの疑念もくすぶる。
「どんな話し合いをしているのか」。17日の議員総会では、代表代行などを務めた蓮舫氏が執行部にこう詰め寄る場面があった。これに対し、党幹部の一人は「蓮舫氏に情報が集まらなくなっているだけだ」と突き放すなど、党内には不穏な空気が漂う。
立民の地方組織間でも、合流に対する温度差がある。5月に新体制を発足させた東京都連は「立民らしさ」を重視する路線を強調。一方、北海道連は公明と協力して「北海道中道改革フォーラム」を立ち上げた。立民関係者は「党内議論は荒れるかもしれない」との見方を示す。
「合流するかどうかは五分五分だ」。衆院選で敗れた中道元職に、立民幹部はこうささやいた。
〔写真説明〕中道改革連合、立憲民主党、公明党3党の合流について正式な協議入りを立民の水岡俊一代表(左)に提案する中道の小川淳也代表=19日午後、国会内
〔写真説明〕中道改革連合、立憲民主党、公明党3党の合流について正式な協議入りを公明の竹谷とし子代表(右)に提案する中道の小川淳也代表=19日午後、国会内