目標は「W杯得点王」と断言、日本代表入りの塩貝健人「何言っていると思われるかもしれないけど…」

造船大国・日本再生に必要なこと

 ヴォルフスブルクに所属する日本代表FW塩貝健人が27日に帰国した。

 塩貝は1月の移籍市場でNECからヴォルフスブルクに完全移籍で加入したが、チームとしてはリーグ戦を16位で終え、2部との昇降格プレーオフではパーダーボルンに2戦合計で敗れ、降格の憂き目にあうシーズンとなった。個人としてはブンデスリーガの半シーズンで12試合に出場したものの、先発は2試合。プレーオフでも第1戦は出番なし、2戦目はビハインドとなった延長後半からの投入だった。

 ヴォルフスブルクでのシーズンを「チームとしての結果は納得いっていない」と振り返りつつ、「もう頭も切り替えて、ワールドカップに向けて準備していくだけです。ワールドカップで結果を残したい」と前を向く。

 そのワールドカップに向けては、塩貝は3月のイギリス遠征で日本代表初招集となり、そこから最後に滑り込んでメンバー入りとなった。メンバー入りの可能性は「五分五分」の心境で待っていたが、無事に選出となった。「自分がゴールを決めることを期待して森保監督は選んでくれていると思うし、招集歴もあまりない中で、イギリス遠征の一発で選んでもらったことは(チームにとって)賭けでもあると思います。自分が実績を残せてない中で、世間からも本当に選んでいいんだろうかみたいな、そういう声も見ますけど、でも、自分の点で黙らせるだけだなと。それをしっかりワールドカップで、自分のプレーを見せらればなと思っています」と、持ち前の性格も全面に見せる。

 塩貝のワールドカップでの個人目標は、ずばり「得点王」と宣言。「何言っているんだと思われるかもしれませんが、目標とすることは自由なので」とし、「できなかったら『こいつ何言ってんの?』 と思われるだけで。逆にそれを言われたら、ちょっと美味しいなと。それを頑張る原動力にすればいいだけですし、何も言わずに波風立てずにやっていても意味ないと思うので。でも、本当に狙っているので。ビッグマウスとかそういうのではなくて、ただ単に目標が高いだけなので。自分の実力はもちろん分かっているし、目標を高くするのは自由。自分の実力を上に見過ぎなければ大丈夫だと思っています」と、塩貝らしく冷静に自身の状況などは現実的に評価した上で、目標を具体的に高く設定することで歩みを止めずに、塩貝がよく口にする“正しい選択だったかはわからないが、選択を正解にできるかは自分次第”の考え方でサッカーと向き合うだけだと続けた。

 個人の目標は言及しつつ、チームの掲げる優勝への貢献が、まず絶対の目標としてある。「この大会に限らず、僕は目の前の1試合に全力をずっと尽くしています。だからこそ選ばれるところまできたと思います。ワールドカップだから特別というわけではなく、いつも通りの自分でできる100%を出すだけだと思います。間違いなく分岐点にはなる大会ですし、そこでしっかり自分の力を出して、『あの時に活躍できてよかったな』と将来思える活躍ができたらと思っています」と、大会を見据えている。