旅行シーズン、ペットを飼っている人にとって「お留守番」や「移動中のストレス」は大きな悩みです。そこでおすすめなのが、ペットと一緒に泊まれる「フェリーの旅」。愛犬・愛猫との相性も抜群な船旅のメリットを紹介します。
猫と船旅が相性イイ理由
間もなく初夏を迎え、旅をするには気持ちの良い季節となりました。夏休みを見越して、旅行を計画している人も多いのではないでしょうか。
しかしペットと暮らす人にとっては、家に置いてくるのは心配です。それなら、いっそのことペットを連れて一緒に行動しようと思っても、飛行機や新幹線、バスなどは、ほかの乗客への気遣いも考えねばなりません。
かといって、自家用車だとひたすら運転し続けるのは疲れますし、旅先で万一のトラブルに巻き込まれたり、脱走の恐れを考えたりすると、連れて行くのもそれはそれで怖いもの。悩みは尽きず、結果、家から出ず、旅行といっても当日中に戻ってこられる近場で済ます、なんて人は多いのではないでしょうか。
そういった方々におすすめなのが、フェリーでの船旅です。
実は日本国内には、ペットと一緒に乗船できるフェリーがいくつもあります。脱走が心配なペットとの旅行も、船の中という限られた空間の中であれば、行ける場所は限られます。しかも海の上という非日常を感じながら猫とゆったり過ごす旅も良いものです。
とはいえ、ペットとの移動で気になるのは、やはり環境の違いによるストレス。その点、船旅にはこんなメリットがあります。
・振動が少なく比較的静か
・長時間でも休憩しながら過ごせる
・飼い主と同じ空間でいられるケースもある
一方で、船旅を快適にするための事前準備をしっかりすることも重要です。必ず用意するものとしては以下の4点、特に「いつもの匂い」があると、ペットは安心します。
・キャリーバッグ(慣れているもの)
・トイレ用品
・お気に入りの毛布やおもちゃ
・いつもと同じ食事と水
また、ワクチン証明書が必要か、利用上の注意事項やルールをフェリー会社に確認しておきましょう。
ペットと乗れるおすすめフェリー会社
それでは、実際にペット対応している代表的なフェリー会社を紹介しましょう。
新日本海フェリー
敦賀(福井県)や舞鶴(京都府)~小樽・苫小牧(北海道)など、長距離航路で人気のフェリーです。「らべんだあ」「すずらん」「あざれあ」などの船舶にはウィズペットルームが設置されており、ゆったりとしたプライベートスペースの中でペットと一緒の船旅が可能です。犬や猫と一緒に旅行したい人にかなり人気のスタイルです。
商船三井さんふらわあ
大洗(茨城県)~苫小牧(北海道)、大阪~別府(大分県)や志布志(鹿児島県)、神戸(兵庫県)~大分を結ぶ大型フェリーです。こちらも犬や猫とゆったり過ごせるウィズペットルームがあり、船内設備がホテル並みに快適です。初めての船旅でも安心感が高く「とにかく快適に移動したい人」におすすめです。
東京九州フェリー
運航ルートは横須賀(神奈川県)~新門司(福岡県)、東京周辺から出発したい人に便利です。「はまゆう」「それいゆ」「すずらん」の各船舶に客室ステートウィズペットがあり、ペット対応の設備が整っています。比較的新しいフェリーなので設備がキレイなのも特筆すべきポイント。人気上昇中のフェリーです。
シルバーフェリー
八戸(青森県)~苫小牧(北海道)を約8時間で結ぶ、比較的短時間の航路です。長時間はちょっと不安な人や料金を抑えたい人におすすめです。初めての「短距離フェリー体験」にいかがでしょうか。
ペットとの国内船旅は、しっかり準備すれば決して難しくありません。たとえば、ほとんどのフェリー会社では、客室を一歩でも出る場合はペットを必ずキャリーケースに入れることがルールになっています。
とりわけ猫の場合は、普段おとなしい子でも急にパニックになる可能性があります。そのため、猫は洗濯ネットに入れた状態でキャリーケースに入れることでパニックを起こさず気持ちを落ち着かせることができます。
ちなみに、フェリーへの乗船は車がなくてもOKです。車がないとフェリーを利用できないのではないか、けっしてそんなことはないのでご安心ください。
あらゆる可能性を考えて事前準備をしっかり整えれば、家族の一員であるペットとの海の旅が楽しめるでしょう。