山崎育三郎がプロデュースするミュージカル×ボーイズグループオーディション「OK!Diamonds」から誕生した6人組ボーイズグループ・PRIMO(プリモ)の大倉光琉(おおくら・ひかる/21)、男澤直樹(おざわ・なおき/27)、木谷太祐(きたに・たいすけ/21)、北西竜弥(きたにし・りょうや/22)、澤田朋希(さわだ・ともき/24)、三木治人(みき・はるひと/15)にモデルプレスがインタビュー。合格者として名前を呼ばれた瞬間の心境や、山崎から掛けられた忘れられない言葉、オーディションに至るまでの挫折と再挑戦、東京国際フォーラム ホールAでの初ステージで見た景色について語ってもらった。
◆山崎育三郎プロデュース「OK!Diamonds」からPRIMO誕生
「OK!Diamonds」(通称:オケダイ)は、山崎がプロデュースするミュージカル×ボーイズグループオーディション。候補者を否定してふるい落とすのではなく、一人ひとりの個性と可能性を肯定する“全肯定型”オーディションとして注目を集め、最終審査を経て6人組ボーイズグループ・PRIMOが誕生した。合格発表から約1ヶ月半後の10月23日には、東京国際フォーラム ホールAで開催された山崎のツアーファイナルに出演し、初ステージを踏んだ。同日にはオーディションのテーマソングで、最終審査の課題曲にもなった「Prologue」がプレデビュー曲として配信されている。
◆PRIMO、合格者として名前を呼ばれた瞬間
― 合格者として名前を呼ばれたときの気持ちを教えてください。
北西(リョウヤ):これまでの人生の嬉しかったことよりも、辛かったことを逆に思い出しました。当時は辛かったけど、そういうこともあったから全部今に繋がっているんだなと感じて、「頑張ってきて良かったな」と思いました。
澤田(トモキ):呼ばれた瞬間は、いつもより時間がゆっくりに感じ、体感では10秒くらい経ってから「はい」と返事をしたくらい、呼ばれたことに気がつくのに時間がかかりました(笑)。嬉しいよりも先に「ありがとうございます」という思いが込み上げ、とにかく安堵しました。そこからは「お母さん、僕やったよ!」という気持ちでした。
男澤(ナオキ):トモキも言っていましたが、僕も喜びやワクワクというよりは、「よし、やるぞ」という覚悟が決まった瞬間だったかなと思います。想像では「やった!」となると思っていたのですが、そのあと何人呼ばれるか分かっていなかったので、「皆も呼ばれるかな?」という複雑な感情も入り混じっていました。
木谷(タイスケ):まさに夢にまで見た光景でした。オーディションで名前を呼ばれる瞬間にずっと憧れていたので、率直に嬉しかったです。これまで積み重ねてきた努力が報われたように感じましたし、「これからどんな未来が待っているのだろう」という高揚感を噛み締めた瞬間でした。
三木(ハルヒト):合宿など皆と乗り越えてきた日々の記憶が一気にフラッシュバックしました。選ばれなかった仲間たちの分まで頑張らなければいけないと思いましたし、これまで悩んできたこともすべて報われたのだと感じて、本当に嬉しかったです。
大倉(ヒカル):まずは安心しました。最終審査の前に自主練習の時間が多くあったので、自分の苦手なダンスを必死に練習してきました。本番もミスが気にならないくらいチームのメンバーと一緒に楽しんで発表ができましたし、合格する自信はありました。1人目だったので、ほかに誰が呼ばれるか分からない少しの不安はありましたが、最初に呼ばれた責任感から、今までよりもっと本気で音楽に向き合っていこうという覚悟が決まりました。
◆PRIMO、合格発表後に6人で最初に話したこと
― 合格発表後、6人で最初に話したことや印象的なエピソードはありますか?
男澤(ナオキ):ふざけているように聞こえてしまうかもしれないのですが、「皆でディズニーに行きたいね」と話していました(笑)。
メンバー:(笑)。
男澤(ナオキ):当時はまだ現実感がなく、この先にどんな活動が待っているかも分からない状況でふわふわしていたんです。合宿を一生懸命頑張ってきたので、「まずは息抜きとして皆で遊びに行きたいね」という感じでした。
澤田(トモキ):「トイ・ストーリー」が大好きなので、ぜひディズニーシーに行きたいです(笑)!
大倉(ヒカル):皆と3次審査、合宿と過ごしていく中で、一番コミュニケーションを取り合っていた6人だったと思います。僕はトモキ、タイスケとは一度も同じチームになりませんでしたが、2人は3次審査のときから積極的に話しかけてくれて、合宿中の共同生活でも音楽以外にもいろいろなことを相談していました。
澤田(トモキ):あとは合格が決まってから一緒に住み始めたよね!
木谷(タイスケ):ハルヒトは年齢的に今は一緒に住んでいないのですが、ハルヒトもお泊まりしに来てくれて、皆でゲームなどをして楽しかったです。宣材写真を撮るために皆、食事制限を頑張っていたので、終わった後は好きなものを軒並みはしごして食べました(笑)。ラーメンを食べに行って、タピオカを飲んで、アイスや焼肉も…という感じでした(笑)。
― 大倉(ヒカル)さんは早稲田大学グリークラブにも所属されていますが、部員の皆さんに合格を報告したときの反応はいかがでしたか?
大倉(ヒカル):配信で合格が発表された瞬間に、グリークラブのグループLINEで皆が「おめでとう」と祝ってくれました。その後、個人チャットで長文の応援コメントを送ってくれる団員もいました。地元を離れて生活している自分にとって、グリークラブは一番安心できる場所なんです。その団員たちに嬉しい報告ができたことで、オーディションを受けてよかったと感じました。
◆PRIMOが山崎育三郎から掛けられた忘れられない言葉
― 山崎さんに掛けられた言葉の中で、特に心に残っているものはありますか?
男澤(ナオキ):僕は感情を前面に出すタイプではなく、周囲から「気持ちが見えにくい」と言われることもあるのですが、育三郎さんはそうした些細な部分に気づいてくださって。「直樹の熱量はしっかり伝わっているから大丈夫だよ」と安心させてくださいました。その一言があったからこそ、もっと自分を出していこうと前を向くことができて、心から感謝しています。
澤田(トモキ):僕は合宿中、自分の本心をうまく打ち明けられずに悩んでいたときがありました。そのことを育三郎さんに相談した際、配信には載っていなかったのですが、アニメ「天才バカボン」の「これでいいのだ」というフレーズが好きだとおっしゃっていて、「完璧を求めすぎず、少し肩の荷を下ろして考えることも大切だよ」とアドバイスをいただき、張り詰めていた気持ちがすっと軽くなりました。課題に追われてプレッシャーを感じていた自分にとって、とても大きな支えとなった言葉です。
― 澤田(トモキ)さんは合宿中に「助けてください」と本音を打ち明けていましたが、それまでどれくらい1人で抱え込んでいたのでしょうか?
澤田(トモキ):日数で言うと、ようやく打ち明けられたのが3日目だったので、5日ある合宿の半分近くですね。あれだけの人数で急に食事も睡眠も全部一緒に過ごして、課題も大変で、気持ちの余裕がなくなっていました。僕がいたAチームは内気なメンバーが多くて、ずっとワイワイしているBチームに比べてチームの雰囲気が…というのを皆が気にしていたんです。いろいろ気にしているうちに、全員の顔色をうかがっている自分に気づきました。カメラが回っていないところでもメンバーに話しかけられなくなってしまって…。何を話しかけても「どう思われているかな」と、今までそんなことを気にするタイプではなかったのに気になってしまっていました。
― 打ち明けようと決めたきっかけは?
澤田(トモキ):それも育三郎さんでした。相談させていただいたら「絶対に皆受け入れてくれるから」とおっしゃってくださって、それが後押しになって、ようやく打ち明けられました。
― 打ち明けてから、チームの雰囲気は変わりましたか?
澤田(トモキ):すごく変わりました。僕のおかげというよりは、僕がとんでもなく泣きまくったので(笑)、それでほぐれたという言い方が正しいと思います。結果的に僕がああやって崩れたことで、皆が「こういう部分を見せてもいいんだな」という雰囲気になれたんです。ドラマや映画を観たり、曲を聴いたりして泣くことがよくある泣き虫なのですが、人前であれだけ泣いたのは初めてでした(笑)。
― 大倉(ヒカル)さんは山崎さんから「真面目さを一度壊す」という課題を出されていましたが、殻を破れたと実感した瞬間は?
大倉(ヒカル):3次審査のステージでの発表です。今までは綺麗に歌い上げることが正解だと思っていましたが、気持ちが歌に乗るとこんなにも気持ちがいいんだと初めて知りました。きっかけは、昔から自分をよく知ってくれている人に今の悩みを全部吐き出したことです。昔の自分はどんな人間で何が好きだったのか、家族はもちろん、小学校からずっと仲が良い友達に、恥ずかしながらも聞いてみました。1人で考えているだけでは忘れていた昔の自分を思い出させてくれて、自分をより受け入れられるきっかけになりました。
◆PRIMOから見た山崎育三郎は「パパみたいな存在」
― オーディションを通して、山崎さんの印象に変化はありましたか?
木谷(タイスケ):いつお会いしても完璧な“芸能人・山崎育三郎”で、紳士的で優しい方です。
メンバー:本当にそう!
木谷(タイスケ):僕たちPRIMOの6人を「家族」と表現してくださるほど親しみを持って接してくださいます。今では時折お茶目でやんちゃな一面を見せてくださることも増えて、距離をグッと縮めてくださっていると感じています。本当にパパみたいな存在です。
男澤(ナオキ):本当にパパ!しかもすごく熱い思いを持った方で。華やかな姿の裏に体育会系のような強い根性があって、熱意を持って向き合ってくださっていることを、間近で強く実感しました。
― 三木(ハルヒト)さんは子役時代、ミュージカルで山崎さんと共演されていたそうですね。
三木(ハルヒト):ミュージカルで共演したときは、稽古場のときから後ろにお花畑が見えるような、寄り添って包んでくれる優しい方という印象でした。成長してオーディションを受けるとなったときも、それはもちろん変わらなかったです。オーディションが進んでいく中で、自分の思いも打ち明けられるようになりましたし、昔のこともよく分かってくれている方なので、すごく心強かったです。
― 当時の印象に残っているエピソードはありますか?
三木(ハルヒト):ミュージカル「エリザベート」(2022年)でご一緒させていただいたときに、本番ですごくドキッとしたエピソードがあって。僕が「ママ、何処なの?」という曲を歌わせていただいたのですが、階段に座っていたら、育三郎さんがキスしちゃうくらいの距離まで来てくださったんです(笑)。
― 声変わりで一度歌から離れた時期があったそうですが、改めて今回挑戦しようと思ったきっかけは?
三木(ハルヒト):声変わりが終わりかけた頃は全く歌えなくて、そこから少しずつ歌えるようになってきたのですがまだ歌への抵抗がありました。観劇しても「どうせ歌えないから」と思うようになってしまっていたんです。そんなときに、家族に「育三郎さんのオーディションなら挑戦してみたら」と言われて。最初は「昔みたいに良い声を出せないし、ガッカリさせちゃうかな」と思ったのですが、育三郎さんはそこも受け止めてくださって、すごく優しく接してくださいました。
◆PRIMO、メンバーの「ここには勝てない」と感じる魅力
― 北西(リョウヤ)さんは最初、ほかの候補者を「皆敵だと思っていた」と話していましたが、心を開いたきっかけは?
北西(リョウヤ):一番は、皆の実力が分かった瞬間です。それまで歌が上手い男性と一緒に歌ったことがあまりなかったので、「僕が一番上手いんじゃないか」くらいの感覚だったんです(笑)。でも皆と出会って「世の中にはこんなに歌が上手い人がたくさんいるんだ」と知って。そこから「教わりたい」と思うようになりましたし、「ここに自分が合わさったら楽しいだろうな」とも感じ、仲良くなりたいという気持ちに変わりました。
― 最初に心を開いた仲間は誰でしたか?
北西(リョウヤ):(岩出)コウセイさんです。コウセイさんも遠方から来ていて同じホテルだったのですが、一緒に歩きながら「このオーディションの主役はリョウヤだと思う」と言ってくれたんです。コウセイさんが「僕はサポート役として、リョウヤみたいな人を引き立てながら一緒にやっていきたい」と熱い言葉をくれて、こんな風に思ってくれていたんだと思ったのが1つ。あとはナオキさんです。いつも面白く場を和ませてくれて、ダンスもたくさん教えてくれるし、本当に懐が深くて。何を言っても受け止めてくれる、お兄ちゃんのような存在です。「この人についていきたい」と思って、少しずつ自分を出せるようになっていきました。
― 6人の関係性が伝わってきます。それぞれ隣のメンバーに対して「ここには勝てない」と感じる魅力を教えてください。
木谷(タイスケ):リョウヤくんは年上という点もありますが、何よりマインドの持ち方がすごくかっこいいと感じています。よく2人で話していることでもあるんですが、物事を判断するとき、僕は慎重に構えて「失敗するかもしれないし、成功するかもしれない」と考えがちなのに対して、リョウヤくんは「成功すると思うし、もしかしたら失敗するかもしれない」と前向きな可能性を先に捉えるんです。ポジティブな思考や明るい捉え方は自分にはない部分なので、常に見習いたいと思っています。
北西(リョウヤ):ナオキさんは常に冷静で、グループのストッパーになってくれています。オーディションや芸能活動の経験が豊富な分、様々な知識を持っていますし、良いことも悪いことも経験してきたからこその感謝の姿勢が常に言動に表れていて。そうした姿勢を見習いたいなと思っています。
男澤(ナオキ):嬉しい~!褒められ慣れてない~(笑)。
木谷(タイスケ):慣れていない人のリアクションだったね(笑)。
澤田(トモキ):「嬉しい~」って溢れ出てたもんね(笑)。
男澤(ナオキ):(笑)。トモキは体脂肪!
澤田(トモキ):お~!そこ(笑)!?
男澤(ナオキ):あ!体脂肪の数値で言うと逆に勝っているんだけどね(笑)!引き締まった身体と筋肉のフォルムがかっこいいなと思います。あとは単純に歌のピッチの正確さも素晴らしく、僕の歌の先生だと思っています。男性グループとして活動していく中で朋希の存在は大きな刺激になりますし、何より周囲を笑顔にしてくれる人柄が大好きです。
澤田(トモキ):嬉しいですっ!ハルヒトはまず、愛嬌!自分が中学3年生の頃を思い出しても、これほど素直な人はなかなかいなかったなと感じます。普段は控えめなのに、本番が始まった瞬間に見せる集中力や、「さすが!ハルヒト!」とかっこよさが押し寄せてくる表現力もあります。
三木(ハルヒト):ヒカルくんは声の太さと芯の強さです。聴く人の心にダイレクトに響く歌声を持っています。皆でふざけ合えるところもあるのですが、根はとても真面目で、周りを見てグループのバランスをしっかりと保ってくれています。
大倉(ヒカル):タイスケはユーモアがあるときと礼儀正しいときのメリハリです。太祐は普段メンバーをよくイジっているポジションで、育三郎さんにも絡みに行ける度胸とユーモアがすごくて。でも締めるべきところできちんと締めてくれるメリハリには勝てないです。メンバーだけで話しているときは楽しいムードを作りながら、大人の方が入ってきたら最初に一番大きな声で挨拶をしたり、練習でもよく周りを見てくれていて、ダンスを常に引っ張ってくれたりしています。その分、僕も歌で引っ張っていこうという原動力にもなっています。
◆PRIMO、グループでは何担当?
― グループのムードメーカーは誰ですか?
澤田(トモキ):ムードメーカーというと場を盛り上げる人だと思いますが、メンバー皆そういう一面は持っています。でもその中でも、ハルヒトが話すと自然と場が和みます。
男澤(ナオキ):あ~!皆、耳傾けるもんね!
― 皆さんにそれぞれグループの「〇〇担当」とつけるなら?
澤田(トモキ):ナオキくんは美容担当かな。
男澤(ナオキ):美容大好きで~す!
澤田(トモキ):夜になると美顔器が「1minute」って喋るんですよ(笑)。
北西(リョウヤ):見たことない上下に分かれているパックもよくしています(笑)。
男澤(ナオキ):3時間つけるパックなの!あと僕はママ担当でもあるかな。
大倉(ヒカル):ママ担当!
男澤(ナオキ):寮母やらせてもらっています(笑)。
澤田(トモキ):全然寮に来てくれないけどね(笑)。でも今後本格的に共同生活が始まるので、そうなったら完全にママ担当です!僕は筋肉担当ですね!
メンバー:(頷く)
男澤(ナオキ):ハルヒトは愛され担当です。
澤田(トモキ):あとは何だろう…?愛され担当だけには留まらないんだよな~。喋るだけで可愛いんですよ。
北西(リョウヤ):仕草とかも可愛いよね。それは作って出せるものではなくて、天性の可愛さです。
木谷(タイスケ):ずっとそのままでいてほしい担当ですね!
北西(リョウヤ):あんまり言い過ぎたら恥ずかしがってやめちゃうかな(笑)?
澤田(トモキ):可愛いを自認していないところがまた良いんです!
男澤(ナオキ):リョウヤはファッション担当かな。この前も新しい服買っていたし!
澤田(トモキ):自分に似合う服を理解していて、迷いがないんです。
北西(リョウヤ):かっこいい服を着ることで、「この服に似合うような人間にならないとな」と意識が高まります。
三木(ハルヒト):あとは漢担当でもあるかな。
大倉(ヒカル):確かに!
男澤(ナオキ):料理担当でもあるね!
メンバー:あ~!
男澤(ナオキ):タイスケは猫担当&王子担当!
澤田(トモキ):あとはビジュアル担当!
男澤(ナオキ):本当に猫みたいな性格なんです。すり寄ってくるときもあれば、1人で音楽聴いているときもあって。ヒカルは大食い担当!
木谷(タイスケ):本当かは分からないのですが、1食で6合食べるみたいで(笑)。
大倉(ヒカル):本当だよ(笑)!
澤田(トモキ):まだ実際には見ていないです(笑)。
男澤(ナオキ):オーディションの合宿中にラーメンを差し入れしていただいたのですが、そのときもたくさん食べていました。
北西(リョウヤ):合計6~7玉とか?
澤田(トモキ):プラスで米も食べていました(笑)。
大倉(ヒカル):腹8分目でした!
◆PRIMO、東京国際フォーラムでの初ステージで見た景色
― 山崎さんのツアーファイナルで初ステージを踏みましたが、特に印象に残っていることは?
澤田(トモキ):僕は皆に「大好き」って言いました!
男澤(ナオキ):皆で「大好き」って言い合ったね!
木谷(タイスケ):言わない人にも半ば強制的に言わせました(笑)!(リョウヤを指して)この人とか!
澤田(トモキ):リョウヤとかはなかなか言わないよね(笑)。だからリョウヤが言ってくれたときは嬉しくて飛んじゃいました(笑)。
北西(リョウヤ):(笑)。
木谷(タイスケ):(リョウヤの声マネをしながら)ふにゃっとした「大好き」だったね(笑)。
北西(リョウヤ):それはタイスケな!俺はちゃんと言った!
木谷(タイスケ):照れてたよ!
― ステージから見えた景色はいかがでしたか?
木谷(タイスケ):アーティストの方が「ペンライトの光が綺麗だ」とおっしゃる意味が本当に理解できました。選ばれた人だけが見られる特別な景色を経験させていただいたからこそ、将来は自分たちの単独ステージでそれ以上の光景を見たいという決意が固まりました。
三木(ハルヒト):本番直前はとにかく集中しようと思いましたし、いざ音楽が鳴ると「やろう!」という気持ちになりました。本番までに練習も頑張ってきたので、皆で「いける!」とポジティブな気持ちになれたのがすごく嬉しかったです。
北西(リョウヤ):ステージに立ったときに「これを見たら永遠にこれを求めちゃうだろうな」と思いました。普通に過ごしていた今までの生活には戻れないことが確定しました(笑)。「僕は一生ここで生きていきたい」と思った瞬間でした。
― 合格発表から約1ヶ月半後のステージとなりましたが、準備期間で苦労したことは?
北西(リョウヤ):合宿中は違うチームだったメンバーもいて、皆それぞれのチームで光っていたので、そこで培ったこだわりもあって。そこでお互いの良いところを取って、もっと上に行くためにはどうしたら良いかを一番考えました。
木谷(タイスケ):合わせるという部分ではダンスも歌も苦労しました。でもお互いの経歴や思いなどもオーディションの配信で観て、お互いの人生を知った上ですり合わせるというのを大切にしました。お互い尊重し合って気遣い合って、本当に良い時間を過ごせたなと思います。
◆男澤直樹&木谷太祐、挫折を経て掴んだ夢
― 男澤(ナオキ)さんはこれまで数々のオーディションに挑戦されてきましたが、挑戦をずっと続けられた理由は?
男澤(ナオキ):一番は、ずっと音楽が好きで、「僕には音楽しかない」と思って生きてきたからです。ステージの上が楽しくて、その幸せをずっと感じていたいし、より大きいステージに立ちたいという夢がずっとありました。原点は18歳の頃にBTSさんやゆずさんのバックダンサーとしてドームに立った経験です。そのときの景色が忘れられなくて。「いつか自分がセンターに立ってやるんだ」と思ったあの頃の自分が、ずっとそのままいるんだと思います。
あとは今までオーディションで関わってきた仲間がJO1やBE:FIRSTとしてドームや大きいステージに立つなど、活躍している姿を見て、勇気をもらえましたし、「僕も立ってやるぞ」という強い気持ちで何回も挑戦できました。プライベートでも未だに仲良くさせてもらっている人もいて、当時から変わらず皆が生き生きと音楽をやっているので、僕も自分なりの音楽を届けていきたいと思っていました。
― 合格したとき、仲間からの反応はありましたか?
男澤(ナオキ):「THE FIRST」で一緒だったAile The ShotaくんやREIKOが連絡してくれました!あとはオーディション仲間ではないですが、僕がソロで頑張っていたときから仲良くしてくださっている向井太一くんをはじめ、尊敬するアーティストの皆さんから「おめでとう」と連絡をいただいて、すごく嬉しかったです。しかも僕から報告しに行こうと思っていたら、向こうから連絡してくださいました。
― 「もう辞めよう」と本気で思った瞬間はありましたか?
男澤(ナオキ):ないです!でも落ち込むことはすごくあって。オーディションに落ちたときもそうですし、ソロアーティストとして4~5年間活動させていただいたのですが、なかなかうまくいかず、ライブに来てくれる人が増えなかったときは、「自分が音楽で生きていくのは難しかったのかな」と落ち込みました。でも「自分はやれる」と信じていて、家族や仲間も支えてくれましたし、あとはいっぱいご飯を食べて気分をリフレッシュして(笑)、なんとかやってこられたんじゃないかなと思います。これからもそうだと思います!
― ターニングポイントとなった瞬間は?
男澤(ナオキ):まずは「PRODUCE 101 JAPAN」に出演して、ポジションバトルでボーカル1位になったときに「本当に人生が変わったな」と思いました。本当にたくさんの方に見ていただけた瞬間でしたし、温かい言葉もたくさんいただきました。その後はソロでCDデビューしたときですね。「ここから自分の音楽をやっていくんだ」という思いが強くなりました。最後はやっぱり今回のオーディションで名前を呼ばれたときです。本当に覚悟が決まりました。
― 木谷(タイスケ)さんはオーディションで韓国の練習生時代の苦悩も明かされていましたが、当時一番辛かったことは?
木谷(タイスケ):高校1年生の1月から高校3年生の12月までの約2年間練習生をやっていたのですが、基本的に毎日朝から晩まで週6回練習していて。歌とダンスに毎日向き合っていく中で、思い描くような結果が出なかったり、実力が伸びなかったりしたことです。歌とダンスが好きでやっていたはずなのに、どこか毎月の評価などを気にして、技術というより見え方ばかりを気にしていました。自分が目指すきっかけになった華やかさや、人に感動を届けるということを意識できずにずっと練習していたのが、自分の中でも辛い経験でした。
あとは、高校3年生の10月くらいに振り付け中に怪我をしてしまって…。1ヶ月くらいダンスができない日が続き、評価を受けられなかった月があったんです。その出来事がきっかけで自分の夢に一度区切りをつけました。
― 再び挑戦しようと思ったのはなぜですか?
木谷(タイスケ):当時一緒に頑張っていた仲間の活躍を応援する反面、どこか羨ましい、悔しいという気持ちが残っていたんです。「やっぱりまだ歌やダンスをやりたい」という気持ちが強くありましたし、「やりたい」という気持ちを大事にして、最初は怖かったのですが1歩踏み出しました。
― 当時の経験は今にどう活きていますか?
木谷(タイスケ):もちろん辛いだけではなく楽しいこともたくさんありましたし、すごく時間をかけてやっていたので、今となってはそれが自分の基礎の土台になっていると思います。あのとき練習を続けていた継続力もそうですし、楽しむことはもちろん大事ですが、表現する上で1歩引いた視線で技術的な部分を研究する力もついたと思うので、それをやっと活かせるときが来ました。楽しみつつも、準備の段階では技術的な部分に力を入れて練習をたくさんすることが大切なのかなと思います。
◆PRIMOの「悲しみを乗り越えた方法」
― モデルプレス読者の中には今、壁にぶつかっている方もいます。そういった方に向けて、皆さんの「悲しみを乗り越えた方法」を教えてください。
男澤(ナオキ):いっぱい食べる(笑)!落ち込んでいるときこそ美味しいものをたくさん食べるのが良いと思います。友達とご飯を食べるのもすごくリフレッシュになります。国際フォーラムのステージの後も皆でご飯を食べたのですが、些細な会話をしながらご飯を食べるというのが幸せでした。
北西(リョウヤ):悲しみや挫折にぶつかったときに、物事が何も進んでいないように感じて焦ってしまうと思うのですが、でも実際はそうではなくて。自分の壁に真剣に向き合って、深く考えているからこそ悲しみや怒りなどは生まれるので、その時間を無駄だと思わず、焦らずに大切にしてほしいと思います。
澤田(トモキ):僕もリョウヤと似ていますが、挫折や後悔をなかったことにするのではなく、「なぜそうなったのか」という原因や、自分が抱いた悔しい感情から逃げずに正面から向き合うことが大切だと、今回のオーディションを通じて学びました。
木谷(タイスケ):僕も皆と同じで、悲しいことなどがあったときに、無理に周りのペースに合わせて乗り越える必要はないと思っていて。その壁について考えてみる時間などが、絶対に自分を強くしてくれる。そのときはそう思えないかもしれないですが、絶対に必要な時間なんです。僕はそういう時間に浸るのも好きなタイプで。この年齢になって、いろいろな方に出会う機会が増えて、まだまだ僕は未熟なのですが、もし周りに同じことで悲しい思いや辛い思いをしている方がいたら、声を掛けられる引き出しを持っておけたら、その悲しみは無駄ではないなと思います。悲しみは自分と同じように苦しんでいる人をすくい上げる側になるための準備期間だと捉えるようになってから、僕は悲しみに向き合っている時間もポジティブに捉えられるようになりました。
三木(ハルヒト):挑戦する前から「前にだめだったから今回もだめだろう」と決めつけないことが大切です。僕も今まではそう思ってしまっていたのですが、今回家族に背中を押されて1歩を踏み出してみたら、どんどん楽しくなりました。自分がだめだと思ったときのことを前に出すのではなく、どんどん挑戦していけば良いんだなと思いました!
大倉(ヒカル):僕は人に気持ちを打ち明けて相談することで、かなり心が楽になりました。具体的なアドバイスがなくても、ただ聞いてもらうだけで気持ちの整理がつく感じがしました。とにかく好きなことをしてみるのも乗り越えるために良かったことだと思います。気持ちが落ち込んで動きたくないときに、逆に合唱の練習に行ってみると、仲間に励まされたり歌ったりしているうちに自然と気分が良くなっていきました。
◆PRIMOの「夢を叶える秘訣」
― 夢を追いかけているモデルプレス読者に向けて、皆さんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。
北西(リョウヤ):やり続けることが一番かなと思います。自分を信じて、続けている限り可能性は絶対にある。だから続けることです。
澤田(トモキ):まだ僕は夢が始まったばかりで、叶えたい夢や目標がたくさんあるのですが、常に目標を達成して成功している自分を明確に想像しています。自分は成功するんだと思い込んで、毎日やるべきことを確実にこなすことが大切だと思っています。
男澤(ナオキ):僕もリョウヤと一緒で、続けることが大切だと思います。今回で言うと、自分を認めてあげたり信じたりしたことがこの結果に繋がったと思うので、人とは違う自分を認めてあげること。あとは、受かるために人生の中で何回も考えてきたことなのですが、人と違うことをする…というと簡単に言い過ぎですけど、自分の個性を見つけることが一番だと思います。
大倉(ヒカル):僕は音楽が大好きで、とにかく音楽を楽しんでオーディション期間を過ごしていました。オーディション中に育三郎さんに言われた「綺麗にまとめたり、上手くやろうとしたりしなくても良い」という言葉がずっと頭の中にあって、失敗しても良いから歌もダンスもとにかく全力でやってみようと常に思っていました。その結果、最終審査で発表を終えたときに今まで感じたことのない達成感を味わえて、その姿を育三郎さんやスタッフの皆さんに見ていただけたのではないかなと思います。何事も本気でがむしゃらにやることが大切だと感じました。
木谷(タイスケ):夢を思い浮かべていた期間が長い分、夢に対する憧れの気持ちが強い部分もあって。大好きなディズニーの名台詞に「夢を追い求める勇気があれば、すべての夢は叶う」という言葉があるのですが、僕は前まで「そんなことあるわけないじゃん」「綺麗事」と思ってしまっていて。でも諦めかけても夢を見失わず、熱量を持ち続けていたら、それが原動力になってくれて、1歩踏み出そうというきっかけになるし、その1歩が続くと本当に叶うんだなとこれまでの人生で感じました。これから皆と叶えたい夢がたくさんありますし、僕自身が「夢を追い続けることを諦めなければ必ず叶う」と体現できるように頑張っていきます。
三木(ハルヒト):僕は昔ミュージカルをやっていたのですが、当時は何となくやっていた部分もあって。妹もやっていたので「やってみようかな」みたいな。当時は気づけていなかったのですが、そのときはすごく良い声で歌えていて、それに気づけたのは声変わりが始まってからでした。声変わりしてから、今の自分を嫌だなと思い「もう挑戦できない」と諦めかけていた時期もありましたが、家族に背中を押されて、また頑張ろうと思えて、今回のオーディションに挑戦できました。そのおかげでオーディションなどで出会った仲間にも背中を押されて、さらに頑張ろうと思えた気がします。…答えになってない?
メンバー:なってる!なってる!
木谷(タイスケ):周りの人の気持ちに応えたいという思いが大事ということだよね!
三木(ハルヒト):そう!
◆PRIMOの今後の目標
― 最後に今後の目標を教えてください。
男澤(ナオキ):オーディションを共に戦った仲間たちの想いも背負って、育三郎さんがおっしゃっていることでもあるのですが、「PRIMO」という1つの独立した音楽ジャンルを確立できるような表現力とパフォーマンスを追求していきたいです。日本中を揺るがすようなボーイズグループを目指します。あとは仲良く1人も欠けることなくだね!
メンバー:はい!
澤田(トモキ):海外の方に「日本といえばPRIMO」とすぐに連想していただけるような、日本を代表する知名度と影響力を持つグループになりたいです。…というか、なります!
木谷(タイスケ):まずは6人で仲良く、そして支えてくださるPRIMA(※PRIMOのファンネーム)の皆さんやスタッフの方々、育三郎さんへの感謝と謙虚な姿勢を忘れず、皆さんと共に最高の景色を見に行けるグループでありたいです。ハルヒトは?
三木(ハルヒト):まずは5人に…
木谷(タイスケ):だめ!それ言わない!「5人についていけるように」って言うつもりでしょ!6人だから大丈夫!
三木(ハルヒト):6人で頑張って、身近な方々やファンの方々にずっと愛され続けることができたら、ずっと楽しくいられるなと思います。皆でどこまでも頑張っていきたいです。
メンバー:素敵!
大倉(ヒカル):オーディション中も、壁にぶつかって気分が落ち込んだときは音楽を聴いたり歌ったりして、音楽に励まされてきました。これからPRIMOとしてたくさんの曲を歌い、聴いてくださる皆さんの希望になりたいです。個人としては、真面目さを武器に、歌はもちろん、ダンスや演技など今までやってこなかったことにも何でも全力で挑戦して、その姿でたくさんの人を勇気づけられる人になりたいです。
北西(リョウヤ):今は「山崎育三郎さんがプロデュースしたPRIMO」として知っていただけることが多く、育三郎さんのすごく大きな背中の後ろにいて、それも本当にありがたいことなのですが、自分たちがさらに成長して、いつかそれを超えて、「PRIMO知っているよ。育三郎さんが作っていたんだ」となるくらい大きくなりたいです。
澤田(トモキ):育三郎さんに還元できるくらいね!
北西(リョウヤ):そう!
― ありがとうございました!
(modelpress編集部)
INTERVIEW PHOTO:加藤千雅
◆PRIMO(プリモ)プロフィール
山崎がプロデュースするミュージカル×ボーイズグループオーディション「OK!Diamonds」から誕生した6人組ボーイズグループ。グループ名はイタリア語で「第一の」「最上級の」といった意味を持つ言葉。PはPOP(ナオキ)、RはROCK(リョウヤ)、IはIDOL(タイスケ)、MはMUSICAL(ハルヒト)、OはOPERA(トモキ&ヒカル)。異なるジャンルをルーツに持つ6人の個性が、その名前に込められている。「OK!Diamonds」のテーマソングであり、最終審査の課題曲にもなった「Prologue」は、PRIMOのプレデビュー曲として配信中。11月28日には「PRIMO 1st FAN MEETING」の開催が予定されている。