アメリカのトランプ大統領が最新鋭空母の外観に不満を示しているようです。航空機運用の効率化を目指したデザインは、再設計されてしまうのでしょうか?
以前より大幅に後退したアイランド配置
アメリカの最新鋭空母ジェラルド・R・フォード級に思わぬ逆風が吹いています。トランプ大統領が、フォード級の外観に不満を示し、海軍が設計変更を検討しているというのです。2026年7月15日、アメリカメディアが報じました。
具体的には、飛行甲板上に設けられている艦橋(アイランド)の配置を、より前方に移すことが検討されているようです。そもそもフォード級は、前級のニミッツ級空母よりアイランドを艦尾側に約40m後退させています。
この後退配置の狙いは、飛行甲板の運用性を高めることにあります。アイランド前方に生まれた広いスペースにより、発艦のために待機する航空機の取り回しが向上し、発着艦サイクルの効率が高まると考えられているのです。また、高さは増したもののアイランド自体の前後長は短縮され、小型化されています。
このため、従来の空母を見慣れている人にとっては、アイランドの位置や形状に違和感を抱くことも不思議ではありませんが、大統領の意向を受けて設計変更が検討されることは前代未聞です。
トランプ大統領は、つい先日もフォード級で初めて搭載された電磁カタパルトについて、従来からの蒸気カタパルトに戻すよう指示を出しています。フォード級の受難は続きそうです。