トランプ氏、覚書延長求めず=イランは全面履行要求

紫外線対策「目の防護」も重要に

 【ワシントン、カイロ時事】トランプ米大統領は17日、イランとの戦闘終結に向けた交渉について「イランは、私が必要と思う合意を結ぶつもりはない」と述べ、期限切れとなった60日間の交渉期間を定めた覚書の延長は求めないとの認識を示した。ホワイトハウスで記者団に述べた。
 11月の中間選挙を前に、ガソリン価格が高止まりしていることに与党・共和党内では懸念が高まっている。しかし、トランプ氏は「中間選挙は私の考えとは無関係だ」と強弁し、イランとの交渉妥結を急がない姿勢を見せた。
 ただ、原油輸送の要衝ホルムズ海峡の通航を巡ってイランと協議を行っている交渉仲介国オマーンに対し、トランプ氏はFOXニュースに「(イランとの交渉の)妨げになれば、激しく爆撃する」と主張。実際にはホルムズ海峡の開放が早期実現しないことに、いら立ちをにじませた発言が続いている。
 一方、イラン高官は17日、ロイター通信に、数週間以内に米国が海上封鎖解除など覚書の内容を全て履行しなければ、イランは交渉に応じないと警告した。ホルムズ海峡や周辺地域で緊張を激化させる用意があるとしている。
 また、イラン外務省報道官は、オマーンとの協議は継続中で、「共同声明を含む文書の最終決定に向け取り組んでいる」と強調した。